当院の特徴
対処療法ではなく、再発防ぐ原因療法

当院では「大切な一本の歯」を守るために全力を尽くします。
歯が悪くなってしまうのは「歯磨きをしなかったから」というような単純な理由だけではありません。お口の中のバランスは非常に繊細で、少しでも崩れてしまうと先々の口の中の状態は悪くなってしまいます。トラブルがあった箇所だけを治療するのではなく、お口全体の均衡(歯周病・噛み合わせなど)も考えながら、バランスを整えながらの治療が大切になります。
これは当院の「一口腔単位で行う治療」という考え方です。丁寧に治療をして一時的にその部分のみが改善されるかもしれませんが、「そうなってしまった原因」を突き止めなければ同じことを繰り返し、再治療になりかねません。
具体的には過去、現在、未来の患者さまの歯の治療ストーリーを把握し、お口の状態も推測します。これを行うことで「過去・現在」の状態からバランスが崩れてしまった原因を探り、この原因を放置した場合に「未来」で起こるであろう悪い状態を予測します。それらを逆算し、今行うべき適切な治療をいたします。
お口の中は十人十色です。人それぞれ環境が全く違いますので、パターン化された治療というのは存在しません。当院では行き当たりばったりではなく、これから先の長い人生を見据えた治療をご提案いたします。
「トリートメントコーディネーター」がサポート。
納得していただいてからの治療

当院には日本歯科TC協会が認定する「トリートメントコーディネーター」という資格を持ったスタッフが在籍しています。トリートメントコーディネーターは、高いコミュニケーション能力で患者さまのカウンセリング、治療内容の提案、必要であればお支払いの計画までも一緒に考えさせていただきます。初めて受診される患者さまは長めに時間をとって、ご希望を伺ったり今後の方針をご相談しながら治療に移ります。
「治療は痛いの?恐怖感がある」「先生の説明で分かりづらいところがあったから教えて欲しい」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
徹底した減菌・院内感染対策
<ヨーロッパ基準 クラスBの滅菌システム>

医療先進国であるヨーロッパでは、滅菌機に3つのクラスが存在します。
・クラスN…通常の歯科用滅菌機。ミラーや単純な器具の滅菌が可能
・クラスS…特定の複雑な器具(口腔内を吸うチューブなど)の滅菌が可能
・クラスB…医療レベルの滅菌が可能な大きな滅菌機。固形、中が空洞なもの、多孔性のものなどあらゆるものの滅菌が可能
当院では最も厳しいとされる「ヨーロッパ基準EN13060のクラスB規格」の滅菌システムを導入いたしました。よって日本の歯科医院で通常行われる滅菌よりもさらに高度なワンランク上の滅菌が可能です。患者さまにより安心して受診いただける環境づくりを徹底してまいります。
<歯科ハンドピース専用の滅菌器>
当院では「DACユニバーサル」という滅菌システムを導入しています。
これは治療の際に器具に付着した病原菌やウイルスを滅菌するためのものです。以前よりもよりキレイな機器で、また洗浄・滅菌にかかる時間も短縮できるようになり、治療サイクルにも余裕を持たせることができるようになりました。
<お口に入る全てのものを滅菌>
使用済みの機器は専用の洗浄機で、大量の水で洗い流します。その後専用ケースに入れ、滅菌機にかけます。滅菌完了後は、専用の紫外線保管庫で保管します。
タービンも患者さまごとに滅菌済みのものと交換しています。
<使い捨てできるものは全て使い捨て>
手袋は患者さまごとに交換いたします。
紙コップなど使い捨てにできるものは全て使い捨てで、患者さまの前で新しいパックを開封します。
<空気もキレイ>
院内の空気を清潔に保つために「光触媒搭載空気清浄機」を設置しています。
より良い環境をご提供できるよう配慮させていただいております。お気づきの点がございましたらご遠慮なくお申し付けください。
最短1日で白い被せ物・詰め物ができるセレックシステム

これまで詰め物・被せ物は手作業で時間をかけて作成していました。しかし「セレック」というコンピュータ制御システムを使うことによって1日で制作が可能になり、コスト縮小と時間短縮の実現が叶いました。
セレックは金属を使用しないので、アレルギーの心配もありません。また、不快な型取りの必要なくお口をスキャンするだけでセラミックの歯を作ることができます。その分通院回数も少なく済みます。また、従来のものに比べて見た目や噛み心地も自然で、耐久性も高く細菌が付着しづらい素材のため虫歯にもなりにくいです。
痛みを極力抑えた麻酔

多くの方が歯医者が苦手な理由の一つがお痛みです。当院では33G(0.26mm)の針を使用しているため、刺入の際の痛みを極力抑えています。
治療の精度を高める歯科用CT写真

歯科医院では、いわゆるレントゲン、X線撮影による画像診断が一般的です。ただ、従来のX線では2次元の画像しか得られず、表面の形状を把握するだけに留まります。
しかし当院が導入している設備は、歯科用CTスキャン装置。3次元的に歯の内部の構造まで画像化できるものです。
最新の装置で歯の細部を映し出し、一般的な2次元画像のX線では判別できない虫歯や痛みの原因を探り当て、最適な処置をスピーディーに施すことが可能です。また自覚症状がない場合も、虫歯になりうる箇所を予見し、予防に努めることができます。
当院では歯科機器メーカーであるシロナ社の最新モデル「Axeos」を導入しております。従来のエックス線写真では診断の難しかった歯根の湾曲の状態や骨の状態など、高い精度で診断することが可能です。
<歯科用CTスキャン装置の利点>
精密な画像診断
従来、使用されてきたレントゲンでは映し出せない箇所を撮影・画像化。
歯だけではなく周囲の組織、歯茎や顎、頬の構造なども明確に映し出せます。
症状を的確に把握
顎など周囲の組織の粘膜、骨の内部などの状態を3次元で把握。神経血管の位置を特定し、歯の根に広がる病巣、化膿の有無なども確認できます。
安全に治療を進められる
歯科用CTスキャン装置は、歯を構成する顎全体の形状から内部組織の位置にいたるまで数値化してデータに残します。従来のレントゲンは、撮影対象である歯を拡大して映すため、画像上で正確に歯の縦横の幅、歯根の長さを計測することができません。それに対し、歯科用CTスキャンならば座標値が明確です。
また、当院が導入している最新の歯科用CTスキャン装置は画質も最高水準。処置を始めてから「想定外に虫歯が深かった」というようなこともありません。インプラント手術や親知らずの抜歯、矯正、歯の神経組織に関わる根菅治療などにおいて、事前に立てた計画通りに、安全に治療を進めることができます。
スピーディーな診断
撮影後、すぐに画像を確認して診断。数値化されたデータと高画質のデータをもとに治療方針を決められます。
被ばく量が少ない
撮影時間が短く、顎の周辺に1回照射するのみ。通常の健康診断などで使用する医科用CTの8分の1程度の被ばく量といわれています。