審美歯科(セラミック治療)
審美歯科とは
- 前歯の隙間が気になる…
- 歯並びが悪いと人から言われた
- 大きく口を開けると銀歯が目立つ
- ぶつけて歯が欠けてしまった
歯の見た目についてお悩みはありませんか?このような問題を解決し、患者さまが自信を持って生活できるようにするのが当院の審美歯科治療です。
当院の審美歯科のこだわり
セレックによる精密で綺麗なセレック治療

当院では「セレックシステム」を導入しています。セレックシステムとは、これまで手作業で行っていた工程をCAD/CAM技術を利用して、機械で被せ物などを作るシステムです。
特徴1 治療期間の短縮
従来の治療法では、被せ物を作製する際に3〜4回の来院が必要でした。しかし当システムの導入により、最短で当日中の作成が可能となり、治療期間の短縮につながります。
特徴2 長期的に持続する「白さ」
セレックシステムに限った特徴ではありませんが、セラミックという素材は変色しません。よってホワイトニングのように色が後戻りすることがないので安心です。また、ご希望の白さのものを選んでいただけます。
特徴3 型取りが不要に!
従来の方法で詰め物・被せ物を作製する際はお口の型取りが必要でした。しかし型取りがとても辛いと思われる方も少なくありません。
セレックシステムでは3D光学カメラで口内をスキャンするだけで型取りができるため、患者さまの負担軽減にもなっています。特に嘔吐反射の強い方にも喜ばれています。
特徴4 これまで対応できなかったブリッジにも対応可能に
従来のシステムでは「ブリッジ」の制作はできませんでしたが、新しいシステムではそれも可能になりました。そのため、歯を失ってしまった方でも短期間で歯を入れることができ流ようになりました。
精密審美歯科

当院では「高倍率ルーペ」を使用し、より精密な治療を可能にしています。
歯と被せ物の間に隙間が生まれてしまうと、そこから虫歯菌や歯周病菌が入り込み、それらが進行すると再治療になる可能性もあります。歯と被せ物の間の「隙間」を作らないための工夫の一つです。
精密な歯科診療となると、0.03ミリの違いにこだわる必要があります。人の髪の毛が0.05〜0.15ミリくらいなので、肉眼ではなかなか見ることができません。よって高倍率ルーペで拡大したり、付属のライトで明るく照らしたりして、緻密な治療をしているのです。
審美歯科を担当する技工士との提携

当院で提供するセラミック製の歯は、技工士によって1つ1つ丁寧に作られています。
「しっかりと噛むことができる」「口腔内の崩壊を防ぐ」治療を
当院では、「噛む」という歯の基本機能を重視し、咬み合わせに配慮した治療を心がけています。不適切な咬み合わせは、顎のだるさや顎関節症、さらには肩こりや頭痛、腰痛、不定愁訴などの全身の調を引き起こす恐れがあります。
咬み合わせが考慮されていない治療は、治療対象ではない歯への過度な負担を生じさせ、結果として、口内環境を悪化させたり、多くの歯を失ったりすることにも繋がります。数年後から数十年後の健康を守るためにも、今から口内のバランスを整え、全身の健康を守っていくことは極めて大切です。
保険治療と自費治療の被せ物の違い

保険治療とは、健康保険が適応させる治療のことです。通常、被せ物は銀歯が用いられます。ただし、犬歯の後ろの小臼歯につきましては、近年、銀歯または白色の樹脂製の被せ物が選べるようになっています。
一方、自費治療とは、保険適用外とされる治療のことです。セラミックなどの材料を使った被せ物を使用した治療方法は、自費治療になります。
価格や色、素材の質、虫歯の予防性、汚れにくさなどによって、保険治療・自費治療になるかどうかが変わっていきます。
①色の違い

【保険診療の場合】
対応可能な色に決まりがあり、患者様の歯に一番近い色合いから選択します。
【自費診療の場合】
患者様の歯と可能な限り同じ色になるようにオーダーメイドで作ることができます。
②強度の差
【保険診療の場合】
保険で使用される硬質レジンは柔らかく、ひずみが出やすく曲がりやすいというデメリットがあります。歯ぎしりや食いしばりがある場合、被せ物が外れてしまうなど破損するケースがあります。
【自費診療の場合】
自費で使用されるセラミックは固い素材のため、ひずみが出にくいです。被せ物と歯の接合部分にズレがほとんど生じないため、傷みにくい素材であることが分かっています。
③汚れの付着

【保険診療の場合】
硬質レジンは目に見えない傷がつきやすく、セラミックと比べて汚れや細菌の堆積が起こりやすいです。そのため、虫歯や歯周病の発症リスクが高まります。
【自費診療の場合】
強度に優れるセラミックは陶器と同じような性質をもっています。陶器のお皿と同じく、汚れや臭い、細菌が付着しにくいという特徴があります。
④虫歯のリスク
【保険診療の場合】
③で記述したように、硬質レジンは細菌が付着しやすい素材です。自費と比べると虫歯や歯周病の発症リスクが高まると言えます。
【自費診療の場合】
③で記述した通り、セラミックは傷みにくく細菌が付着しにくい素材です。また、歯と被せ物と接合部分がズレにくいため、細菌の侵入を防ぐ効果もあります。
ジルコニアのメリット
色 | ジルコニアは透明感と艶があり、元々生えていた歯のような美しい白さを保つことができます(ただし、個人によって差はどうしても生じます)。 |
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強度 | ジルコニアセラミックは非常に強固です。そのため「人工ダイヤ」とも称されています。 |
汚れの付着しにくさ | セラミック製の前歯部分は、磨きにくい部分で歯磨きで汚れを落としやすい素材です。セラミックの表面は傷がつきにくく、細菌の付着も少ないという利点があるのです。 |
機械研磨 | 滑らかな表面を作り出す加工方法です。 |
ジルコニアのデメリットとは?
自費治療のため、保険適用外となります。そのため費用は、1本あたり7万円からとなります(税別)。
メタルフリーについて

メタルフリー治療とは、歯の被せ物に金属を使用しない治療法です。
どのような時に金属を使用するのかについてですが、歯科治療において、虫歯等で歯冠(歯の外形)が崩壊或いは歯髄(神経)を取った歯の歯冠を回復する治療に、金属を使用した治療法があります。保険内治療であり、比較的安価に治療できるといったメリットがある反面、金属アレルギーの素因にもなりうる治療法です。歯科治療に用いられる金属は合金という複数の金属からなるもので作られる事が多いです。その理由とすると、被せ物を作る時の操作性や価格に依存します。
その合金の中には、アレルギー反応を起こしやすい金属が含まれ、その金属が口の中でイオン化し、それがタンパク質等と結合しアレルゲンとなり、それを絶えず飲み込んでしまっているわけです。長い間、歯とは無関係だと思っていた、口の中の違和感、皮膚の炎症、関節炎は、口の中にある金属が起因するものかもしれません。
メタルフリーのメリット

見た目といった審美的な側面を想像される方も多いと思いますが、歯科医師から見た時の一番のメリットは金属アレルギーになる可能性を低くし、将来的な金属アレルギーを予防できるということです。金属を用いた、被せ物は経年的に劣化し、金属イオンを溶出し、時にはメタルタトゥー(歯茎の黒ずみ)を生じさせたり、被せ物の中の歯質を腐食させたり、時には扁平苔癬(へんぺいたいせん)、汗包状湿疹(かんぽうじょうしっしん)、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)といった難治性の病の素因になったりもします。この場合、口腔内にある全ての金属を除去し、プラスチック或いはセラミック素材の被せ物に変える必要が出てきます。
メタルフリーのデメリット
基本的には保険外治療になることが多く、メタルフリー治療は保険が適用される銀歯の治療と比べ、比較的高価な治療になることがあります。また、奥歯は特に咬合圧(咬む力)が強く、金属の場合は割れるリスクは低いですが、プラスチックやセラミックは割れるリスクがあります。また、歯ぎしりや食いしばりをされる方に関しては、特に注意が必要になる治療法となります。
メタルフリー治療なら実績豊富な色川歯科医院へ

先進国の中で日本の歯科治療は非常に遅れを取っている現代において、日本の保険治療が世界的な歯科治療のスタンダードではなくなってきています。日本の国民保険制度自体は優れた制度ではあるものの、高価な治療で先進的な治療が認められないというデメリットがあります。メタルをこれだけ歯科治療で使用している国は日本以外でありません。メタルフリー治療は、高価なイメージがあるものの患者様の多くがあらゆる情報を知り上記の理由等から近頃では、日本においてもメタルフリー治療が多くなってきています。
当院は、メタルフリー治療の症例数が非常に多く、経験豊富な医師が在籍しており、セラミックを割れる可能性を極限まで低減し、保証期間内であれば無償にて被せ物を作り替えしております。
メタルフリー治療にご興味がある患者様は、お気軽にご相談ください。
詰め物・被せ物の種類
ジルコニアセラミック
ジルコニアセラミックは、オールセラミックの強度不足を補い、見た目の美しさと耐久性を両立させた選択肢となります。
ジルコニア単体ですと白色が強く発色されるため、どうしても不自然な仕上がりになってしまいます。そのため、審美的に重要視される前歯や臼歯には、あまり使用されません。しかし、セラミックの加熱によって色合いを調整し、他の歯との調和を図ることは可能です。これにより、見た目がより美しく整います。
オールジルコニア
ジルコニア製の白い冠は、コンピュータによる精密な制御下でブロックから削り出されます。セラミック冠のような細かい色調整や透明感は難しいですが、複数の色から選べ、歯の変色をカバーすることは可能です。
特に、咬む力が強い奥歯に使用しても、その高い強度によって破損のリスクも低くなります。また、ブリッジの材料としても適しています。
金属冠と同様の範囲で歯を削るので、神経を保持した歯にも安全に使用できます。さらに、金属アレルギーの心配もありません。
オールセラミック(e-max)
e-maxオールセラミックは、従来品の約100MPaの表面強度を大幅に上回る、360~400MPaのニケイ酸リチウムを主成分とした高強度セラミックです。
この耐久性に優れた材料は、インレー、ラミネートベニア、アンレー、単冠、ブリッジなど、多様な歯科修復で活用されています。従来のオールセラミックよりも破損のリスクを抑えながら、患者様の多様なニーズに対応することができます。
セラミックインレー(e-max・ジルコニア)
虫歯によって奥歯の一部が欠けてしまった場合には、e-maxやジルコニアなどのような、セラミック素材を使用した詰め物を勧めています。これらの素材は、保険適用の銀歯やコンポジットレジンと比較して、見た目が自然で美しく、耐久性にも優れています。
さらに、虫歯の再発リスクを低減する効果にも期待できます。当院では、これらの高品質なセラミック素材を用いて、美しさと強度を兼ね備えたインレーを患者様に提供しています。
よくあるご質問(Q&A)
Q: セラミック治療とは何ですか?
クラウン(被せ物)やインレー(詰め物)にセラミック素材を使った補綴治療のことを指します。
セラミックは見た目が自然な歯に近い色合いや質感を持つため、特に前歯の治療に適しています。
Q: セラミック治療のメリットは何ですか?
セラミックは、歯とほぼ同じ色合いを持ち、透明感もあるため、他の歯と馴染みやすいです。
また、変色しにくいため、長期間美しい外観を保ちます。非常に強く、摩耗にも強い素材です。身体に優しい素材であり、金属アレルギーを起こすことがありません。
Q: セラミック治療のデメリットは何ですか?
セラミックは、保険適用されないため治療費が高額です。
また、強い衝撃を受けた場合、セラミックは割れることがあります。
Q: セラミック治療は痛いですか?
セラミック治療では歯を削る必要があるため、局所麻酔を使うことが一般的です。そのため、治療中は痛みを感じることはほとんどありません。
しかし、治療後に軽い違和感や痛みを感じることがある可能性もありますが、通常は数日に治まります。
Q: セラミック治療はどのくらい持ちますか?
適切にメンテナンスを行う限り、長期間持ちます。セラミッククラウンやインレーは、10年から15年、場合によってはそれ以上持つこともあります。
ただし、強い衝撃を受けたり、歯ぎしりをする人は、割れやすくなる可能性があります。
Q: セラミックと金属の違いは何ですか?
主な違いは、見た目と素材の性質にあります。
見た目:
セラミックは自然な歯の色に近く、前歯や見える部分の治療に適しています。金属は色が目立つため、主に奥歯に使用されます。
アレルギー:
金属アレルギーを持っている場合、金属製のクラウンやインレーは避けた方が良いです。セラミックはアレルギー反応を引き起こしません。
強度と耐久性:
金属は非常に強いですが、セラミックも十分に強度があります。ただし、セラミックは割れる可能性があり、特に食いしばりや歯ぎしりのある人は注意が必要です。
Q: セラミック治療の流れはどうなりますか?
1.診察と診断
2.型取り
3.仮歯の装着
4.セラミックの製作
5.装着
Q: セラミック治療は保険適用ですか?
セラミック治療は保険適用外です。保険が適用されるのは、金属やプラスチック製のクラウンやインレーが一般的です。料金は歯科医院や地域によって異なります。
Q: セラミック治療はどのような場合に推奨されますか?
前歯や見える部分の治療、金属アレルギーがある場合、耐久性や審美性を求める場合です。
Q: セラミック治療後に注意すべきことはありますか?
過度な力をかけない、定期的な歯科検診、適切な口腔ケアが重要です。