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2026/06/22 ブログ

インプラントの通院回数はどれくらい?治療期間や通院回数を抑えるためのポイントを解説!

インプラントの通院回数はどれくらい?治療期間や通院回数を抑えるためのポイントを解説!

外科手術を伴うインプラント治療は、顎の骨の状態や口腔内の環境によって完了までのプロセスが異なるため、「どのくらいの頻度で通うのか」「長期間の通院が必要なのか」と躊躇される方も少なくありません。さらに、治療中に歯がない期間をどのように過ごせばよいのかという点も、多くの方が抱く疑問です。

そこで本ページでは、インプラント治療に要する一般的な期間や具体的な通院回数、さらには治療中の日常生活における注意点を詳しく解説します。他の歯科治療に比べて長期に及ぶインプラントは、食事などにも影響を与えるため、事前に全体の流れを把握しておくことが非常に重要です。

インプラントの治療期間の目安は3ヶ月~1年程度

インプラントの治療期間の目安は3ヶ月~1年程度

インプラント治療にかかる全行程はおおむね3ヶ月から1年が目安であり、人工歯根を埋め込む手術自体は短期間で完了するものの、その後にインプラントが顎の骨へ完全に定着するまでには一定の期間を要します。なお、骨の質や構造の違いから、一般的には下顎よりも上顎の方が長期間かかる傾向があります。

また、口腔内に虫歯や歯周病が見つかった場合は、それらの治療を最優先するため、インプラントの開始時期が後ろ倒しになり、顎の骨に十分な厚みや量がないケースでは、骨を補う増骨手術が別途必要となって約4〜5ヶ月の追加期間が見込まれます。このように、お口の状態によって治療スケジュールは大きく変動するため、ご自身に最適な治療計画や正確な期間を知るためには、事前のカウンセリングや検査を通じて担当医に確認することが欠かせません。

インプラントは術後の経過管理が重要です

インプラント治療の成否は術後の過ごし方に大きく左右され、埋入した人工歯根が骨と強固に結合するまでにはおよそ3ヶ月から半年間の静養期間が必要となります。手術直後の1〜2週間は局所的な腫れや痛みを伴うことがありますが、時間の経過とともに治まっていきます。

このデリケートな期間を安全に過ごして骨との結合をスムーズに進めるためには、血流が激しくなる過度な飲酒や喫煙、激しい運動は避ける必要があり、傷口からの細菌感染や炎症を防ぐためにも患部には極力触れないよう注意しなければなりません。さらに刺激の強い食べ物は控えることも求められます。

インプラント治療中に「歯がない期間」はある?

インプラント治療中に「歯がない期間」はある?

2回に分けて手術を行う術式では、初回の処置で土台となる人工歯根を埋入し、その後の2回目で最終的な人工歯を固定します。この2つの手術の合間は歯が抜けたまま過ごすとイメージされることが多いですが、基本的にはその期間を補うための仮歯が用意されます。

特に審美性が重視される前歯の治療においては、歯が欠損した状態になるケースは滅多にありません。当日に仮歯を固定できる術式を選択すれば、手術当日に見た目を回復させることも可能であり、その後は口腔内の経過を観察しながら微調整を重ねていきます。一方で、周囲から見えにくい奥歯の治療に関しては、お口の健康状態や噛み合わせを考慮してあえて仮歯を配置しない選択をとることもあります。

この仮歯で過ごす日々は、理想的な本歯を精密に設計するためのシミュレーション期間としての役割を担っているため、使用中に違和感を覚えた際は速やかに歯科医師へ伝えることが大切です。

インプラント治療の工程と通院回数の目安

各工程に要する期間は治療方針や採用するインプラントによって異なりますが、今回は世界的に広く普及しているストローマン社製のインプラントを用いた場合を例に進めていきます。

極めてスムーズに進行すれば治療期間は最短で3ヶ月、通院も5回ほどで完了します。初期費用をできる限り抑えたい場合には、完了までの期間は延びる傾向にありますが、他メーカーのインプラントを選択肢に加えることも可能です。治療にかけられる期間と予算のバランスをじっくりと吟味しながら、ご自身に最も適したアプローチを模索していきましょう。

カウンセリング・精密検査

カウンセリング・精密検査

事前の相談の場では、治療に関する些細な疑問から費用面のシミュレーションにいたるまで話し合いが行われます。少しでも不安や懸念点がある場合は、この段階で相談しておくことが大切です。その後はCT検査を行い、インプラントを植立する箇所の骨質や骨量を正確に評価します。

このステップにおける通院は1〜3回、期間としては1日〜2週間ほどが一般的です。集めたデータをもとにインプラント治療が適応可能かどうかを見極めていきますが、最適な治療プランが確定するまでのプロセスには個人差があるため、必要な通院回数や日数には幅が生じやすくなります。

抜歯処置

抜歯には、大きく分けて2通りの進め方が存在します。抜歯を行ったその日のうちに人工歯根を埋め込む場合、通院は1回のみ、処置も1日で完了します。一方、一度傷口の回復を待ってから改めて埋入を行う手法では、通院は2回必要となり、期間もおおむね1週間を要します。後者の場合は、抜歯から約1週間が経過して組織が安定したタイミングで再度CT検査を行い、より詳細な診断を進めていく流れとなります。

抜歯と同時にインプラントを埋入する術式は、全体の治療期間を大幅に短縮できるだけでなく、組織の治癒力を活かして傷口が速やかに塞がる点が大きなメリットです。しかし、この方法に適さないインプラント製品があるほか、対応していない医療機関もあります。

埋入手術

抜歯を終えてから2週間前後の期間を空けたのち、人工歯根を埋め込む外科手術へと進みます。この手術には1回法と2回法の2種類が存在し、骨の厚みや状態によって術式が決定されます。

2回法を選択した場合、最初の外科処置で顎の骨にインプラントを埋入した後、まずは傷口を完全に覆うように歯茎を縫合して安静を保ちます。その後、インプラントと骨が結合した段階で再び歯茎を切開し、人工歯を連結するためのパーツを露出させる処置を行います。なお、手術そのもののために通院する回数は、1回法と2回法のどちらの場合も、それぞれの術式において1回(1日)となります。

骨と結合するまでの治癒期間

ストローマンインプラントであれば、骨と馴染むまでの待機期間は1ヶ月半〜3ヶ月程度に留まります。なお、選択するメーカーや個々の治療内容によっては定着までに4〜5ヶ月ほど費やすケースもあります、

この期間中の通院回数は1〜4回が目安となり、術部の経過を確認しながら消毒や抜糸の処置を重ねていきます。

型取り・人工歯の作製

型取りは、人工歯根が顎の骨にしっかりと固定されたことを綿密にチェックした後に実施されます。

型取りのための来院は1回で終了し、採取したデータをもとに技工物が完成するまでには1〜3週間ほどを要します。周囲の天然歯と自然に調和する美しい仕上がりを目指すため、このタイミングでセラミックの色調やトーンについても詳しく打ち合わせを行います。

人工歯の装着

1回法で進めてきた場合は、既に歯茎の上に見えている土台部分へ直接人工歯を装着していきます。対して2回法の場合は、装着のタイミングに合わせて2回目の手術を実施します。

人工歯をセットするための通院は1回であり、最初の抜歯からしっかりと噛める状態に至るまでは、最短で2〜3ヶ月ほどです。ただし、一度に多くの歯を治療する場合などは完了までの期間が延びることもあります。

定期的なメンテナンス

人工歯が装着された後も、インプラント周囲炎の発生を防ぐために、継続的な定期検診が不可欠です。歯茎に炎症が広がってしまうと、埋入した土台が不安定になり、最悪の場合は破損や脱落を引き起こすリスクがあります。

治療完了後も、ご自身の生まれ持った歯をケアするのと同様に、3ヶ月に1回程度のペースで歯科医師によるメンテナンスを受けるのが理想的です。

インプラント治療の通院回数を抑えるためのポイント

計画的にインプラント治療を遂行するためには、事前の準備と日常生活における自己管理が極めて重要です。トラブルによって通院回数が増えてしまう事態を防ぎ、スムーズに治療を終えるために意識したいポイントを解説します。

治療前の検査と相談を丁寧に行う

まず、精密検査と納得のいくカウンセリングを受けることが不可欠です。CT検査やレントゲン検査を用いて顎の骨量や歯周組織の健康状態を正確に捉え、さらにカウンセリングで不安要素や要望を歯科医師と共有しておくことが、治療全体の成功率を高めることに繋がります。

持病や服薬内容は必ず共有しましょう

ご自身の身体の状態、特に持病の有無をあらかじめ医師へ伝えておくことも忘れてはなりません。全身疾患はインプラントの定着や傷口の回復に影響を与える可能性があるため、服用中のお薬を含めて事前に全て申告し、必要であれば他科の主治医とも連携を取りながら安全第一で治療を進める必要があります。

毎日丁寧に口腔ケアを行う

毎日丁寧に口腔ケアを行う

人工物であるインプラントそのものは虫歯になりませんが、周囲の組織が細菌に感染して炎症を起こす「インプラント周囲炎」のリスクは常に存在します。日々の念入りなセルフケアに加え、歯科医院での専門的なクリーニングを継続することが長期的な安定の鍵を握ります。

禁煙に取り組む

タバコに含まれる有害物質は血管を収縮させて局所の血流を悪化させ、人工歯根と顎の骨が結合するのを著しく妨げてしまいます。少なくとも治療が完了するまでの期間は完全にタバコを断つことが必要です。

治療部位へ強い負荷をかけない

術部に対して過度な負荷をかけないよう意識して過ごすことも重要です。硬い食材を無理に噛み砕いたり、無意識の歯ぎしりや激しいスポーツによる外部からの衝撃が加わると、埋入部分に大きなダメージを与えて治療計画に狂いが生じる原因になります。就寝時のナイトガード着用といった対策を含め、歯科医師の指示を守りながら主体性を持って日々の管理に取り組みましょう。

まとめ

まとめ

インプラント手術自体は、日帰りのわずか1日で完了する術式です。しかし、その後の治癒を待つ期間を含めると、ブリッジや入れ歯に比べて全体の治療期間が長期に及ぶことは避けられません。

だからこそ、手術の前後だけでなく、骨が結合していく数ヶ月間の「待機期間」におけるセルフケアや規則正しい生活習慣などが、治療を予定通りに終わらせるための重要な鍵となります。

当院では、インプラント治療を数多く手掛けております。通院期間に関するご相談も随時承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

監修者情報

院長あいさつ

色川 正俊(いろかわ まさとし)
色川歯科医院 院長

昭和大学歯学部卒業後、大学病院の口腔外科や歯科医院で臨床経験を積み、現在は色川歯科医院の院長として地域に根ざした歯科医療を提供。一般歯科・予防歯科・口腔外科や審美治療、インプラントまで幅広い診療に対応し、患者一人ひとりに寄り添った丁寧な診療を大切にしている。正確でわかりやすい歯科情報の発信にも取り組んでいる。

所属

  • 色川歯科医院 院長

所属学会・スタディーグループ

  • 日本口腔インプラント学会 会員
  • ITI International Team for Implantology メンバー
  • 日本口腔インプラントアカデミー
  • 星陵矯正研究会

専門分野

  • 一般歯科
  • 予防歯科
  • 審美治療
  • 口腔外科
  • インプラント
医院名 色川歯科医院
所在地 〒983-0023
宮城県仙台市宮城野区福田町1-10-37
TEL 022-259-4145
最寄り駅 JR仙石線「福田町」駅より徒歩4分
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