2025/12/17 ブログ
審美歯科治療の費用を解説！医療費控除の対象になるかも
こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。
美しい歯並びや白く輝く歯は、第一印象を左右する大きな要素のひとつです。そのため、見た目を重視した審美歯科治療を受ける方が年々増加しています。
しかし、いざ治療を検討するとなると「費用はどれくらいかかるのか？」「保険は適用されるのか？」など、気になる点も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、審美歯科で治療を受ける場合にかかる費用について解説します。保険は適用されるのか、医療費控除の対象になるのかについても解説しますので、審美歯科での治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
審美歯科とは
審美歯科とは、歯や口元の見た目を美しく整えることを目的とした歯科治療の分野です。虫歯や歯周病などの治療が中心の一般歯科とは異なり、歯の色や形、歯並び、歯ぐきのバランスなどを改善し、笑顔に自信を持てるようにすることを目指します。
代表的な治療としては、歯を白くするホワイトニング、銀歯ではなく自然な白さのセラミックを使用した治療、歯並びを整える矯正治療などがあります。こうした治療は見た目の美しさだけでなく、口元の印象を大きく変え、話し方や笑顔に自信を与える効果も期待できます。
また、審美歯科では患者さん一人ひとりの希望に合わせたオーダーメイドの治療が行われるため、使用する素材や方法、費用が大きく異なるのも特徴です。自分に合った治療法を見つけるためには、歯科医院でカウンセリングを受けることが大切です。
審美歯科治療は保険が適用される？
審美歯科治療は、基本的に見た目の美しさを目的とした医療行為であるため、保険の適用外となるのが原則です。日本の健康保険制度では、病気や怪我の治療を目的とした場合にのみ保険が適用されるようになっており、審美目的の治療は自費診療として扱われます。
たとえば、歯を白くするホワイトニングや、銀歯を白いセラミックに交換する治療は、見た目を良くすることが主な目的と判断されるため、保険適用の対象にはなりません。
保険が適用されるかどうかは、治療の目的や歯の状態、歯科医師の診断に大きく左右されるため、治療前に歯科医院でしっかりと確認することが重要です。費用の面でも大きな差が出るため、事前に説明を受けて納得したうえで治療を受けましょう。
審美歯科治療の費用
ここからは、審美歯科で行われる治療と、それぞれの費用相場について見ていきましょう。
ホワイトニング
ホワイトニングは、歯の黄ばみや着色を除去して、歯をより白く美しく見せる治療です。食事や喫煙、加齢などによって変色した歯を、専用の薬剤を使って明るくしていきます。歯を削る必要がなく、負担の少ない治療であることから、多くの方に選ばれています。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院でプロの手によって行われる方法です。専用の薬剤を歯に塗布し、LEDライトやレーザーなどの特殊な光を照射することで、短時間で歯を白くすることができます。
即効性が高く、1回の施術でも見た目の変化を感じやすいため、結婚式や就職活動など、短期間で歯を白くしたい方に特に人気があります。費用は1回あたり2万円〜7万円程度が相場で、理想の白さを目指す場合は、数回にわたって施術を受けることもあります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、自宅で自分のペースで取り組めるホワイトニング方法です。まず歯科医院で専用のマウスピースを作成し、そこに低濃度のホワイトニング薬剤を入れて毎日数時間装着します。
オフィスホワイトニングと比べて即効性は劣りますが、その分、白さが長持ちしやすく、仕上がりもより自然で透明感のある白さになる傾向があります。費用の相場は2万円〜5万円ほどで、手頃な価格で始められることも魅力のひとつです。
忙しくて通院の時間がとれない方や、自分のペースでゆっくりと効果を出したい方に選ばれています。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法で、即効性と持続性の両方を兼ね備えたホワイトニング手法です。
まず歯科医院で歯を白くしたあと、自宅でホームホワイトニングを継続することで、より高い効果と長期間にわたる白さの維持が期待できます。
費用は5万円〜10万円程度が一般的ですが、内容や回数により異なる場合があります。即効性も持続性も重視したい方にとって、費用対効果の高い選択肢といえるでしょう。
セラミック治療
セラミック治療は、天然歯に近い白さと質感を持つセラミック素材の詰め物や被せ物を使用した方法です。
変色しにくく、見た目も自然で美しいことから、銀歯を白くしたい方や、前歯の見た目を改善したい方に人気があります。金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない点もメリットです。
セラミックインレー
インレーは、小さな虫歯の治療後に使用される詰め物です。保険適用の銀歯と比べ、セラミックインレーは歯に馴染む自然な白さを再現でき、劣化しにくいという利点があります。見た目の違和感が少なく、口を開けたときに目立ちにくいことから多くの方に選ばれています。
費用は選択する素材によって異なりますが、1本あたり4万円〜10万円程度が一般的です。
セラミッククラウン
クラウンとは、歯全体を覆う被せ物のことで、虫歯部分を大きく削ったあとや根管治療後に使用されることが多いです。素材にセラミックを使用することで、天然歯とほとんど見分けがつかないほど自然な色合いや透明感を再現できるのが大きな特徴です。
クラウンは前歯から奥歯まで広く使用でき、特に審美性が求められる前歯の治療では、多くの方がセラミックを選択しています。費用は1本あたり8万円〜20万円程度と幅があります。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは、前歯の表面をごく薄く削り、その上に薄いセラミック製のシェル（板）を貼りつける審美歯科治療です。歯を削る量が最小限に抑えられるため、歯への負担が少なく、短期間で理想的な見た目に近づけることができます。
この治療法は、歯の色を白く整えたい方だけでなく、すきっ歯や軽度の歯並びの乱れ、歯の形に悩んでいる方にも選ばれています。
ラミネートベニアの費用は1本あたりおよそ5万円〜18万円ほどが相場で、複数本まとめて治療する場合にはさらに費用がかかります。費用は高額ですが、見た目にこだわりたい方にとっては、高い満足度が得られる選択肢といえるでしょう。
歯列矯正
歯列矯正は、歯並びや噛み合わせを整える治療で、見た目を美しくするだけでなく、咀嚼や発音の改善、虫歯・歯周病のリスク軽減にもつながります。代表的な方法はワイヤー矯正で、費用は全体矯正で80万円〜120万円程度です。
一方、目立ちにくい装置を使用するマウスピース矯正の費用は70万円〜100万円ほどが相場です。前歯だけを整える部分矯正なら30万円〜50万円程度で治療を受けられるケースもあります。
審美歯科治療は医療費控除の対象になる？
審美歯科治療は基本的に自費診療となりますが、内容によっては医療費控除の対象になる場合があります。医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた際に、確定申告を通じて所得税の一部が還付される制度です。
医療費控除の対象となるのは治療を目的とした支出に限られます。たとえば、歯列矯正で噛み合わせを改善する場合には、医療費控除の対象になる可能性があります。
一方で、ホワイトニングのように見た目の美しさだけを目的とした治療は医療費控除の対象外です。
医療費控除を受けるためには、支払い金額が記載された領収書が必要です。場合によっては、歯科医師の診断書が求められることもあります。判断に迷う場合は、治療前に歯科医院や税務署に確認しておくと安心です。
まとめ
審美歯科治療は、見た目を美しくできるだけでなく、口元への自信や生活の質の向上にもつながる治療です。ホワイトニングやセラミック治療、歯列矯正など治療法が多くありますが、その多くは保険適用外であり、費用は自費となるのが一般的です。
治療法によって費用は大きく異なるため、事前にしっかりと確認することが重要です。また、条件を満たせば医療費控除の対象となるケースもあるため、費用面が不安な方はその点も含めて確認しておきましょう。
審美歯科での治療を検討されている方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちら、WEB予約・LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
