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2023/05/27 ブログ

歯ぎしりしてる?

ヒトは歯に力を入れて嚙み締めた際、どれくらい力が歯に掛かっているかご存じですか?

普段食事をしている時、第一大臼歯(6歳臼歯・前から6番目の歯)に掛かる咬合力は成人で平均60kgと言われています。
そして寝ている時や集中している時の食いしばりや歯軋りは平均70kgの力が長時間掛かっていることになります。
個人差はあるものの、アスリート選手や体格の大きい男性、力仕事をする方などは更に強い力が歯に加わることは想像に難くありません。

 

一言で歯ぎしりと言っても種類があります。

 

【グライディング】

上下の歯を横にギリギリと擦り合わせる。音が出ることが多く周りが気付きやすい。

【クレンチング】

上下の歯を強く噛み締める。食いしばっている状態のみでギリギリしないため周囲は気付きにくい。

【タッピング】

常時上下の歯を素早くカチカチ合わせている。

 

そして歯ぎしりをしている可能性が高い方には下記のような特徴があり、その特徴は人によって多種多様な様相を呈しています。


・疲れやストレスが溜っている    ・肩凝りや片頭痛がある
・起床時に顎や顔の筋肉が疲れている ・急に歯がしみるようになった
・舌や頬粘膜に歯の跡が付いている  ・虫歯は無いのに噛み締めた時など違和感がある
・歯が擦り減っている        ・歯や詰め物がよく欠けたり壊れたりする
・歯に亀裂が入っている       ・下顎の内側や上顎中央に骨の隆起が出来ている
・歯の根元が削れている       ・家族から歯ぎしりを指摘される
・顎関節症がある          ・エラの筋肉が発達している

 

無意識下で行われる歯ぎしりとうまく付き合っていくにはどうしたらいいのでしょうか。

 

1. マウスピースの使用
歯の型を取り専用のマウスピースを作ります。市販で手軽に作れるマウスピースもありますが、精度に欠けるため歯科医院で自分にぴったり合ったマウスピースを作ることをお勧めします。夜間に装着することで無意識下での歯への負担を防ぎます。

2. 筋肉のマッサージ、ストレスの軽減
長時間くいしばりや歯ぎしりを続けると筋肉は相当な緊張をすることになります。緊張した筋肉をほぐすことでこわばりを軽減し咬合力の軽減を計ります。

3. かみ合わせの治療
歯の本数が少ない場合や虫歯等で噛むバランスを崩している場合も歯ぎしりやくいしばりに影響を与えます。虫歯等の治療はもちろん、歯の無い部分を補綴物で補うことでバランス良く噛める状態を作りましょう。

4. ボトックスによる治療
マウスピース等でもなかなか改善が見られず、咬筋が過度に発達している場合などに用いられます。ボトックスは発達した筋肉を弱める働きをします。

 

歯ぎしりの状態は人それぞれ異なりますから、個人個人に合った対処法が必要になります。

 

気になる場合は気軽にご相談くださいね ♪

 

 

 

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