2025/12/24 ブログ
矯正治療の滑舌への影響!滑舌が悪くなる原因や対処法
こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

矯正治療を始めた患者さまから「話しにくい」「滑舌が悪くなった気がする」などの声を耳にすることがあります。歯列の乱れを改善し、口腔環境を整える矯正治療は、歯並びや噛み合わせに悩みを抱える多くの方にとって大切な選択肢です。
しかし、装置を装着した当初は、発音や滑舌に違和感を覚えることも少なくありません。
本記事では、矯正治療によって滑舌が悪くなる原因や、対処方法について詳しく解説します。矯正治療を検討している方や、治療を受けていて滑舌に悩みがある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
矯正治療中は滑舌が悪くなる?

矯正治療中に、滑舌が悪くなる方は珍しくありません。矯正治療の種類や装置の装着方法によって影響が出る言葉は異なりますが、矯正装置を口内に装着するため、「話しづらくなった」と感じる方は非常に多いです。
ただし、これは一時的なものであり、徐々に舌や口周りの筋肉が装置に慣れることで多くの方は改善していきます。また、舌の癖や筋肉の使い方に不安がある場合には、発音の練習や歯科医師によるサポートを併用することで、スムーズな適応を促せるでしょう。
矯正治療とは
矯正治療は、歯の並びや噛み合わせを改善し、口腔機能の向上と審美性の両立を目的とした治療です。装置の種類は多様で、治療計画は患者さまの状態に応じて慎重に立てられます。
代表的な治療法は、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の2つでしょう。
ワイヤー矯正は、歯にブラケットという装置をつけて、ワイヤーを通して力をかけて歯を移動させる治療法です。マウスピース矯正は、取り外しが可能な装置を使用して段階的に力をかけて歯並びを整える治療です。
マウスピース矯正の装置は取り外せるため、日常生活への影響は少ないとされていますが、滑舌への影響が全くないわけではないため、その点は理解しておく必要があるでしょう。
矯正中に滑舌が悪くなる原因

ここでは、滑舌が悪くなる原因について詳しく確認していきましょう。
装置が舌の動きを制限するため
ワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットを装着し、そこにワイヤーを通して歯を動かします。このブラケットとワイヤーは、歯の移動を効率的に行うためには欠かせない重要な部品です。
しかし、歯の表面に金属製のブラケットがあることで、口内の空気の流れ方や舌のスペースが変わります。これにより、滑舌に影響が及ぶことが少なくありません。
特に、歯の裏側(舌側)に装置を装着する裏側矯正では、ブラケットが直接舌に触れるため、発音・滑舌に影響が出やすいです。マウスピース矯正でも、1日のうち20時間〜22時間マウスピースを装着する必要があり、口内の状況が変わるため滑舌が悪くなったと感じる方がいます。
装置をしっかり装着できていない
マウスピース矯正では、マウスピースが浮いていることが原因で滑舌が悪くなるケースもあります。マウスピースをしっかり装着できていないと矯正効果も十分に得られない可能性があるので注意しましょう。
矯正治療による痛みのため
矯正治療を開始した直後や装置を調整した後などには、歯や歯茎に痛みや圧迫感が生じることがよくあります。特に、舌側矯正の場合には、舌に触れる装置の形状が複雑で、舌先や裏側に圧迫感を与えるため、痛みや違和感を覚えやすいです。
痛みや不快感によって舌の動きが制限されるようになれば、滑舌の悪化につながるでしょう。
口内環境が変化するため
歯並びが変化すること自体も、滑舌に影響を与える要因になります。当然ですが、矯正治療を行うと歯が移動していき、口内環境が大きく変化します。舌と歯の触れ方、口内のスペースが変化していくため、新しい環境に慣れるまでは話しにくく感じる可能性が高いです。
装置に慣れていない
新しく矯正装置を装着した直後は、その異物感が発声に影響する大きな原因になります。特に、裏側矯正のように、装置が舌の動きに直接影響を与えるタイプでは、発音する際の舌の感覚が変化するため、一時的に滑舌が悪くなることが多いでしょう。
矯正装置に慣れるまでの期間

矯正治療中に装置をつけると滑舌が一時的に悪くなることがありますが、ほとんどの場合、時間の経過とともに改善していきます。個人差がありますが、装置に慣れて滑舌の問題も軽減してくるまでに1週間から2週間ほどかかるのが一般的でしょう。
滑舌が悪くなったときの対処法

「装置に慣れれば改善されるかもしれないけれど、早く滑舌を良くしたい」と考える方も多いでしょう。ここでは、滑舌が悪くなった場合の対処法をご紹介します。
発音のトレーニングをする
滑舌が悪いときは、発音のトレーニングを行いましょう。以下のような発音練習を行うと、滑舌を改善しやすいです。
- 舌や唇、口周りのストレッチ
- 大きく口を開けて「あ・い・う・え・お」と発声する
- 早口言葉を繰り返す
発音のトレーニングは、毎日行うと効果的です。また、特別なトレーニングをしなくても、人と話す機会を増やすだけでも滑舌の改善に効果が期待できます。
チューイーを使用する
マウスピース矯正の場合、装置の装着がしっかりできていないと滑舌が悪くなることがあるとお伝えしました。マウスピースの密着力を高めるための道具が、チューイーです。
チューイーはシリコン製のチューブ状の道具で、マウスピースの装着後に噛んで使用します。しっかりと満遍なく噛み込むことで、マウスピースと歯列が密着するのです。
マウスピースと歯が密着していれば、矯正装置による異物感も軽減することができるでしょう。これにより、滑舌への違和感を改善できる可能性があります。
矯正効果を十分に得るための装置でもあるので、日常的に使用するように心がけると良いでしょう。
正しく装着できているか確認する
マウスピース矯正の場合にチューイーの使用とともに確認したいのが、矯正装置を正しい方法で装着しているかどうかです。歯科医師に指示された手順・方法で装着できているか確認しましょう。
適切に装着できていないと歯の移動が計画とずれ、マウスピースと歯列のズレも大きくなっていきます。この影響で滑舌が悪くなるケースもあるので、正しい方法で装着することを意識するようにしてください。
矯正用ワックスを使用する
矯正装置や装置の縁が粘膜に触れることによる痛みでうまく話せないと感じる場合は、矯正用ワックスの使用を検討しましょう。痛みの原因になっている部分をワックスで覆えば、痛みを軽減できるので滑舌が改善されるかもしれません。歯科医院で購入できるほか、通販などでも入手可能です。
装着していると外れてくることがあるので、外れた場合は新しいものに付け直しましょう。
歯科医師に相談する
対処法を試してみても滑舌が良くならない場合や、滑舌の悪さ以外に痛みなどの症状がある場合などは、歯科医師に相談しましょう。装置が歯周組織や歯に異常な圧力をかけていたり、口内に何らかの問題が起きていたりする可能性があるためです。
早期に状況を理解し適切なアドバイスを受けることで、問題の進行を防げるでしょう。
まとめ

矯正治療を始めると、滑舌が一時的に悪化することがあります。しかし、多くの場合、時間の経過とともに自然と改善するでしょう。発音がしづらくなる主な原因は、矯正装置によって舌の動きが制限されることです。
痛みや発音しづらさを感じるほどの症状であれば、早めに治療法の見直しや矯正装置の調整を行う必要があります。気になることは歯科医師に相談しながら、矯正治療を続けていきましょう。
矯正治療中で滑舌にお悩みの方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちら、WEB予約・LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。






