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2025/12/10 ブログ

シュアスマイルとインビザラインの違いをチェック!自分に合うのはどっち?

こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

マウスピースを取り外そうとしている女性

マウスピース矯正は、透明で目立ちにくいことから、多くの方に選ばれている矯正方法です。

そのなかでも、デンツプライシロナが提供するシュアスマイルというマウスピース矯正が近年注目を集めています。デンツプライシロナは、1世紀以上にわたり歯科用製品を提供してきた世界的なメーカーです。

「インビザラインは聞いたことがあるけれど、何が違うの?」「どっちを選べばいいの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

この記事では、シュアスマイルとインビザラインの共通点と、両者の違いについて解説します。ご自身に合ったマウスピース矯正を選ぶために、ぜひ参考にしてください。

シュアスマイルとインビザラインの共通点

透明なマウスピースのイメージ

シュアスマイルとインビザラインは、どちらもマウスピースを使用した矯正治療です。両者の共通点は、以下のとおりです。

透明で目立ちにくい

どちらの治療でも、透明なプラスチックでできたマウスピースを使用します。装着していても目立ちにくいため、見た目を気にせず矯正治療を受けられるのが魅力です。

従来のワイヤー矯正では、金属のブラケットやワイヤーが目立ち、見た目を気にする方も少なくありませんでした。

しかし、透明なマウスピース矯正であれば、至近距離でなければほとんど気づかれることはありません。人前に出る機会が多い方や、接客業、営業職の方でも、仕事に支障をきたすことなく矯正治療を受けやすいです。

取り外しができる

どちらの治療でも、マウスピースを患者さま自身で取り外して食事や歯磨きができます。

装置が固定されているワイヤー矯正では、硬いものや粘着性のある食べ物は避けなければなりませんでした。また、食べ物が装置に挟まりやすく、歯磨きに時間がかかります。

マウスピース矯正では装置を外せるため、食事の制限を受けにくいです。歯磨きも通常通り行えるため、虫歯や歯周病のリスクを抑えられます。

ただし、取り外しができる反面、装着時間を守らなければ治療効果が得られにくくなります。

デジタル技術を使用している

シュアスマイルもインビザラインも、最新のデジタル技術を活用した治療システムです。従来の歯型取りでは、粘土のような印象材を口の中に入れる必要があり、不快感を覚えたり嘔吐反射が出てしまう方も少なくありませんでした。

しかし、シュアスマイルやインビザラインであれば、印象材による不快感の心配はありません。口腔内スキャナーで歯型を取得し、デジタルデータをもとにコンピュータで治療計画を立案します。3D画像で治療後の歯並びをシミュレーションできるため、治療開始前に仕上がりのイメージを確認できます。

また、デジタルデータを使って、精密にマウスピースを作製できるため、歯列にフィットさせて効率的に歯を動かせるのも魅力です。デジタルで治療の進行状況も管理できるため、計画通りに治療が進んでいるかを確認できます。

金属アレルギーの心配がない

シュアスマイルもインビザラインも、マウスピースは医療用プラスチックで作られており、金属を一切使用していません。そのため、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けられます。

また、金属を口の中に入れないため、口内炎や粘膜の傷などのトラブルも起こりにくいです。

シュアスマイルとインビザラインの違い

手の平にシュアスマイルとインビザラインを並べて違いを示すイメージ

シュアスマイルとインビザラインには、以下のような違いがあります。

対応できる歯並び

インビザラインは、長い開発歴と豊富な治療データをもとに、さまざまな症例に対応できる点が強みです。抜歯が必要なケースや複雑な歯の移動を伴うケースでも、適応となる可能性があるとされています。

一方、シュアスマイルも幅広い症例に対応していますが、医院によっては軽度〜中等度の不正咬合を中心に扱う方針のところもあります。インビザラインのほうが広く適応できる場合もあるでしょう。

マウスピースの素材・形

シュアスマイルとインビザラインはどちらも透明なマウスピースを使用しますが、マウスピースに使われている素材や、形状は異なります。シュアスマイルのほうがやや硬く、歯茎まで覆う形をしているのが特徴です。

素材の違いによって装着感や歯の動き方の印象が変わりますが、実際の装着感は患者さまによって好みが分かれます。

アタッチメントの数

歯を効率的に動かすために、歯の表面に小さな突起(アタッチメント)を装着することがあります。アタッチメントは歯と同じ色の樹脂でできており、マウスピースの力を効率的に歯に伝える役割を持っています。

どちらのマウスピース矯正でもアタッチメントを使用しますが、シュアスマイルはアタッチメントの数が少ない傾向があります。そのため、よりすっきりとした見た目になるのがメリットです。

ただし、複雑な歯の動きが必要な場合は、アタッチメントが多い方が効率的に治療できることもあります。

対応可能な歯科医院

インビザラインは、日本でも多くの歯科医院で採用されており、全国各地で治療を受けられます。インターネット上にもインビザラインに関する情報や口コミが多く、事前に情報を集めやすいでしょう。

一方、シュアスマイルは、アメリカでは20年以上の治療実績がありますが、日本に上陸したのは2021年とされています。そのため、インビザラインと比べると日本で導入している歯科医院が少ないです。

地域によっては、お近くの歯科医院でシュアスマイルでの治療が受けられないかもしれません。ただし、歯科医院によって取り扱っているブランドが異なるのはシュアスマイルに限った話ではありません。

シュアスマイルやインビザラインでの治療を希望する場合は、事前に近くの歯科医院で導入されているか確認しましょう。

小児矯正の対応

インビザラインには、乳歯と永久歯が混在する時期に使用できるインビザライン・ファーストという子ども向けのマウスピースがあります。顎が成長段階にある時期に矯正を行うことで、顎の骨を広げて歯が並ぶスペースをつくりながら、歯並びを整えます。

一方、シュアスマイルには子ども専用のマウスピースはありません。永久歯が生えそろってから治療が行われるのが一般的です。

シュアスマイルとインビザラインの費用面比較

金貨を載せた金の天秤でシュアスマイルとインビザラインの費用比較を示しているイメージ

シュアスマイルとインビザラインの費用は、以下のとおりです。

シュアスマイル

シュアスマイルで全体的な歯並びを整える場合は60〜90万円程度、前歯のみの部分矯正であれば、20〜50万円程度が費用の目安です。後述しますが、インビザラインと比べると費用を抑えられる傾向にあります。

そのほか、以下の費用がかかる場合があります。

  • 初診料:0〜5,000円程度
  • 検査・診断料:3〜5万円程度
  • 調整料(定期検診):1回3,000〜5,000円
  • 保定装置料:1〜3万円程度

実際の費用は、治療の範囲や期間、歯並びや噛み合わせの状態によって異なります。また、マウスピース矯正は保険が適用されない自由診療となるため、歯科医院によっても大きく差がある場合があります。

インビザライン

インビザラインの費用の相場は、全体矯正の場合70〜120万円程度、部分矯正の場合30〜60万円程度です。シュアスマイルと同様に、症例が複雑なほど治療期間が長くなり、費用も高くなる傾向があります。

また、初診料や検査・診断料、調整料や保定装置料も、シュアスマイルと同じように別途発生する場合があります。

シュアスマイルとインビザラインはどちらを選べばいいの?

シュアスマイルとインビザラインのどちらを選べば良いか悩む女性

「どちらのマウスピース矯正を選べばいいか分からない」と感じた方もいるかもしれません。ここでは、マウスピース矯正の選び方について解説します。

シュアスマイルがあっている人

シュアスマイルがあっている人の特徴は、以下のとおりです。

  • 軽度から中等度の歯並びの乱れがある人
  • 見た目をすっきりさせたい人
  • 費用を抑えたい人

シュアスマイルは、マウスピースの形状や素材の特徴から、アタッチメントが少なく済む場合があります。インビザラインでも透明で目立ちにくいことに変わりありませんが、よりすっきりと見せられるのはメリットです。

また、軽度、あるいは前歯の歯並びの乱れを改善するために用いられることが多いです。歯並びの乱れが軽度の人や、治療期間や費用を抑えたい方は、シュアスマイルが向いているかもしれません。

ただし、実際の費用は歯科医院によっても異なるため、安くしたい場合は複数の歯科医院で見積もりをとって比較するとよいでしょう。

インビザラインがあっている人

インビザラインがあっている人の特徴は、以下のとおりです。

  • 複雑な歯並びの乱れがある人
  • 日本での実績が多いブランドを選びたい人
  • 豊富な情報を得た上で矯正治療を始めたい人

抜歯が必要なケースや大きな歯の移動を伴うケースなど、難症例にも対応しやすいのがインビザラインの強みです。幅広い症例に対応できる可能性があります。

また、インビザラインは日本全国で取り扱いがあり、症例数も多いです。経験豊富な歯科医師を見つけやすく、長期的な症例データに基づいた治療を受けたい方にとって、安心感があるでしょう。

まとめ

矯正した美しい歯並びで笑う女性

シュアスマイルとインビザラインは、どちらも透明なマウスピースを使った矯正治療システムです。透明で目立ちにくく、取り外しができるだけでなく、デジタル技術を使って歯型取りや治療後のシミュレーションができるという共通点があります。

一方で、マウスピースの素材や形状、症例数は異なります。シュアスマイルは日本で導入されてから年数が浅いため、対応できる歯科医院の数もインビザラインほど多くはありません。

どちらがよいのか迷った場合は、まずはご自身の症例について歯科医院に相談してみてください。

マウスピース矯正を検討されている方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちらWEB予約LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

医院名 色川歯科医院
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宮城県仙台市宮城野区福田町1-10-37
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最寄り駅 JR仙石線「福田町」駅より徒歩4分
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