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2025/09/03 ブログ

マウスピース矯正にデメリットはある?後悔しない選び方と注意点

こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

ケースに入ったマウスピース

目立ちにくく人気のマウスピース矯正ですが、「良いことばかり聞くけれど、デメリットはないの?」と、治療を始める前に不安を感じていませんか。

矯正治療は費用も時間もかかる大きな決断です。マウスピース矯正には、装着時間を守る自己管理の徹底や、そもそも適応できない歯並びがあるなど、知らずに始めると後悔につながりかねない注意点が存在します。

この記事では、マウスピース矯正の主なデメリットや、治療が向いていないケースについて詳しく解説します。デメリットを最小限に抑える方法や、後悔しないためのポイントもご紹介しますので、納得して治療を始めたい方はぜひ参考にしてください。

マウスピース矯正とは

マウスピースを持つ手元

マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを歯に装着し、段階的に形を変えながら歯並びを整えていく治療方法です。

患者様ごとに専用のマウスピースが作製され、通常1〜2週間ごとに新しいものへ交換していきます。これにより、少しずつ歯に力を加えて理想的な位置へと誘導します。

取り外しが可能なため、食事や歯磨きがしやすいという特徴がありますが、1日20〜22時間以上の装着が推奨されており、自己管理が重要となります。

ワイヤー矯正との違い

ワイヤー矯正は、歯に「ブラケット」と呼ばれる小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通して力をかけることで歯並びを整えていく方法です。

これに対してマウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着して歯を少しずつ動かしていくため、見た目に目立ちにくく、金属アレルギーの心配もほとんどありません。

ただし、ワイヤー矯正は複雑な歯並びや大きな歯の移動にも対応しやすいという強みがあります。

一方でマウスピース矯正は適応できる症例が限られる場合もあり、治療を始める前には歯科医師による十分な診断を受け、自分の症例に合っているかを確認することが大切です。

マウスピース矯正の主なデメリット

マウスピース矯正の主なデメリットのイメージ

マウスピース矯正には多くのメリットがある一方で、治療前に知っておきたい主なデメリットも存在します。

自己管理が必要な理由

マウスピース矯正は患者様自身で着脱を行うため、装着やお手入れの管理が重要です。自己管理が不十分だと、治療効果が十分に得られない場合があります。

1日20〜22時間以上の装着が求められる

治療効果を保つためには、1日20〜22時間以上の装着が必要です。食事や歯磨き以外の時間は常に装着する必要があり、生活習慣の見直しが求められます。

適応できない症例がある

歯並びや咬み合わせの状態によっては、マウスピース矯正が適さない場合があります。重度の不正咬合や骨格的な問題がある場合は、他の矯正方法が推奨されることもあります。

歯ぎしりや癖がある場合のリスク

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、マウスピースが破損しやすく、治療計画に影響が出ることがあります。事前に医師と十分な相談が必要です。

奥歯の噛み合わせに違和感が出ることがある

治療の過程で奥歯の噛み合わせに一時的な違和感を覚えることがあります。ほとんどの場合は経過観察となりますが、不快感が続く場合は医師に相談しましょう。

マウスピースの紛失・破損リスク

取り外しが可能なため、マウスピースの紛失や破損のリスクがあります。紛失時には追加費用や治療の遅れが生じる場合もあります。

歯を削る場合がある

歯の移動スペースを確保するために、歯の側面をわずかに削る処置が必要になることがあります。処置内容やリスクは事前に説明を受けましょう。

歯根の露出リスク

歯の移動によって、まれに歯茎が下がり歯根が露出することがあります。歯周組織の状態によってリスクが異なるため、定期的なチェックが重要です。

虫歯や歯周病リスクの増加

マウスピース装着中は唾液の自浄作用が低下しやすく、口腔内の衛生状態によっては虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。毎日の丁寧なケアが大切です。

マウスピース矯正が向かないケース

マウスピース矯正が向かないケースを紹介する歯科医師の女性

マウスピース矯正には多くのメリットがありますが、すべての方に適しているわけではなく、治療が難しいケースや他の方法との併用が必要な場合もあります。

治療が難しい症例の具体例

マウスピース矯正は多くの症例に対応できますが、歯並びや顎の状態によっては十分な効果を得にくいことがあります。

例えば、歯が大きくねじれているケースや大幅な歯の移動が必要な場合、顎の骨格そのものに問題がある場合は、マウスピース単独での治療が難しいとされています。

また、抜歯を伴う矯正や上下の顎の位置に大きなズレがあるケースでは、理想的な仕上がりのために別の治療方法が選択されることもあります。

ワイヤー矯正との併用が必要な場合

患者様の状態によっては、マウスピース矯正だけでは十分に歯を動かせないことがあります。そのような場合には、ワイヤー矯正と組み合わせて治療を進めることもあります。

例えば、最初にワイヤー矯正で大きな歯の移動や複雑な歯並びを改善し、その後マウスピースで仕上げの微調整を行う方法です。

また、治療の途中で歯の動きが想定通りに進まない場合には、ワイヤー矯正への切り替えや併用が検討されることもあります。

治療方法の選択は症例ごとに異なるため、歯科医師と十分に相談しながら最適な方法を決めることが大切です。

マウスピース矯正のデメリットを最小限にする方法

マウスピース矯正のデメリットを最小限にするポイントのイメージ

マウスピース矯正のデメリットをできるだけ抑えて治療を進めるための具体的な方法について解説します。

自己管理を続けるためのコツ

マウスピース矯正は、患者様自身が装着時間や交換時期を守ることが重要です。日々の生活の中で装着時間を確保するためには、スマートフォンのアラーム機能を活用したり、食事や歯磨きの後に必ず装着する習慣をつけることが有効です。

また、治療の進行状況を記録することで、目標意識を保ちやすくなります。自己管理が難しいと感じる場合は、歯科医師やスタッフに相談し、サポートを受けることも大切です。

マウスピースの正しいケア方法

マウスピースを清潔に保つことは、口腔内の健康維持やトラブル予防に重要です。専用の洗浄剤やぬるま湯での洗浄を毎日行い、熱湯や歯磨き粉の使用は避けましょう。

マウスピースを外した際は、必ずケースに入れて保管し、紛失や破損を防ぐよう心がけてください。

歯科医院選びのポイント

マウスピース矯正を安心して受けるためには、経験豊富な歯科医師が在籍し、十分なカウンセリングやアフターケア体制が整っている医院を選ぶことが重要です。

治療前に疑問点をしっかり相談できるか、治療計画や費用について丁寧な説明があるかも確認しましょう。口コミや実績、通いやすさも選択の参考になります。

マウスピース矯正の費用と治療期間の目安

マウスピース矯正の費用と治療期間のイメージ

マウスピース矯正の費用や治療期間について、一般的な目安や注意点を詳しく解説します。

費用相場と追加費用が発生する場合

マウスピース矯正の費用は、一般的に全体矯正で70万円から100万円程度が目安とされていますが、治療内容やクリニックによって幅があります。

部分的な矯正の場合は30万円から60万円程度となることもあります。

ただし、治療の進行状況や患者様の歯並びによっては、追加のマウスピース作製費や再診料、調整料がかかる場合もあるため、最初に提示される金額だけでなく、追加費用が発生する可能性についても事前に確認しておくことが大切です。

また、保険適用外の自由診療であるため、費用負担は全額自己負担となります。

治療期間が長引くケース

マウスピース矯正の治療期間は、一般的に半年から2年程度が目安ですが、歯並びの状態や治療の進行状況によっては想定より長くなることがあります。

特に、マウスピースの装着時間が不足した場合や、歯の動きが予想よりも遅い場合、追加のマウスピース作製や治療計画の見直しが必要になることもあります。

また、複雑な歯並びや噛み合わせの問題がある場合は、治療期間が延びる可能性があるため、治療開始前に担当医と十分に相談し、現実的な治療期間の見通しを持つことが重要です。

マウスピース矯正を検討する際の注意点

マウスピース矯正を検討する際の注意点のイメージ

マウスピース矯正を検討する際には、治療のメリットだけでなくデメリットや注意点についても正しく理解することが大切です。

治療前に確認すべきポイント

マウスピース矯正は目立ちにくく取り外しができる点が魅力ですが、すべての症例に適しているわけではありません。

重度の歯並びやかみ合わせの問題がある場合、ワイヤー矯正の方が適していることもあります。

また、1日20〜22時間以上の装着が必要とされており、装着時間が短いと治療期間が延びたり、十分な効果が得られないことがあります。

さらに、治療中は食事や飲み物をとる際にマウスピースを外す必要があり、紛失や破損のリスクも考慮しましょう。

治療費や通院頻度、アフターケアの内容についても事前に確認し、ご自身の生活スタイルに合うかどうかを検討することが重要です。

まとめ

マウスピースを持って笑顔を見せる女性

マウスピース矯正は目立ちにくく取り外しができる点が魅力ですが、自己管理が必要で装着時間を守らないと効果が出にくいことや、複雑な歯並びには適さない場合があるとされています。

また、治療期間や費用が想定よりかかることもあるため、事前に十分な説明を受けることが大切です。

デメリットを最小限にするには、自分に合った治療法かどうかを歯科医とよく相談し、日々のケアや通院を怠らないことが重要です。

マウスピース矯正を検討されている方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちらWEB予約LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

医院名 色川歯科医院
所在地 〒983-0023
宮城県仙台市宮城野区福田町1-10-37
TEL/FAX 022-259-4145
最寄り駅 JR仙石線「福田町」駅より徒歩4分
駐車場 8台
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