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2025/06/25 ブログ

歯医者で定期検診を受けたほうがよい理由!行う内容と頻度も

こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

歯医者の定期検診のイメージ

「歯医者の定期検診って本当に必要なの?」「定期検診ではどんなことをするの?」など、歯科の定期検診に対して疑問や不安を持つ方は多いのではないでしょうか。

痛みがないとつい歯科医院から足が遠のいてしまいがちですが、実はそれが将来的に大がかりな治療が必要になったり高額な費用が発生したりするリスクを高めます。

この記事では、歯医者で定期検診を受けたほうがよい理由をはじめ、検診で行う内容や頻度、気になる費用の目安まで詳しく解説します。この記事を参考に、あなたの大切な歯を長く健康に保つための第一歩を踏み出してください。

歯医者で定期検診を受けたほうがよい理由

なぜ歯医者の定期検診を受けた方がいいのか考えるイメージ

多くの方は歯が痛くなってから歯医者に行くものと考えているかもしれません。

しかし、痛みや不調を感じてからでは、症状が進行していることがほとんどです。定期検診の最も大きな目的は、お口のトラブルを未然に防ぐことにあります。具体的になぜ定期検診が重要なのか、その理由から見ていきましょう。

口の中のトラブルの早期発見につながるから

虫歯や歯周病は自覚症状が出にくい病気です。例えば虫歯は、初期の段階では痛みを感じることが少なく、気づかないうちに進行していることがあります。また、歯周病も歯茎の腫れや出血といった症状があっても、疲れているからだろうと見過ごしてしまうケースが少なくありません。

症状が出るころにはすでに歯を支える骨が溶け始めていたり、神経にまで虫歯が達していたりするケースもあります。定期検診を受けることで、こうした自覚症状が出る前の異常を早期に発見できるため、最小限の処置で済むことが多いのです。

治療費と通院回数を抑えられるから

歯の病気が進行すると、治療にかかる時間は長くなり、費用も増えます。例えば、初期の虫歯であれば虫歯部分を削り取り、その場で詰め物をする簡単な処置で済むケースがほとんどです。

しかし、虫歯が神経にまで達していれば複数回にわたる神経の治療(根管治療)が必要になり、通院の手間や治療費が発生します。

定期検診で虫歯や歯周病などのトラブルを早期に発見し、その進行を防ぐことができれば、経済的にも身体的にも負担が少なく済みます。

歯の寿命を延ばすことができるから

80歳で自分の歯を20本以上残そうという8020運動がありますが、実際には多くの人がこの年齢になる前に多くの歯を失っています。原因の大半は虫歯と歯周病です。定期検診でのメンテナンスを習慣にすることで、歯の健康寿命を延ばし、自分の歯で長く食事を楽しむことができます。

全身の健康維持に役立つから

歯科検診は単に歯のためだけではなく、全身の健康維持にも役立ちます。歯や歯茎の状態は内科的な疾患や生活習慣病とも密接に関連しているため、定期的な口腔内のチェックは、全身の健康管理のための貴重な機会となるのです。

歯医者の定期検診で行うこと

歯医者の定期検診でクリーニングを受ける様子

定期検診では以下のようなことが行われます。

口腔内全体のチェック

歯科医師や歯科衛生士が、虫歯や歯周病の有無、噛み合わせの状態、歯の詰め物や被せ物の状態、舌や頬の粘膜などの状態などを丁寧に診察します。場合によってはレントゲン撮影を行い、目に見えない部分まで確認します。

初期の虫歯や歯周病は、肉眼では判断しづらいこともあるため、こうした検査によって見逃しのない診断が可能になります。

歯石除去・クリーニング

日々の歯磨きをどんなに丁寧に行っても、どうしても磨き残しは発生します。特に、歯と歯の間、歯と歯茎の境目、奥歯の溝などは歯ブラシが届きにくく、細菌の塊であるプラークが蓄積しやすい場所です。

このプラークが石灰化して硬くなったものが歯石です。歯石は歯ブラシでは除去できず、表面がざらざらしているため、さらにプラークが付着しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを高めます。

定期検診では専用の器具を用いて、通常の歯ブラシでは届かない部分に付着した汚れや、歯の表面にこびりついた汚れも丁寧に落とします。

これにより、お口の中を清潔な状態に保つことができるため、虫歯や歯周病の発生・進行を効果的に予防できます。さらに、歯の表面がツルツルになることで、汚れがつきにくくなる効果も期待できます。

歯磨き指導や生活習慣のアドバイス

セルフケアの質を高めることも、お口の健康を維持するためには不可欠です。

定期検診では、患者さん一人ひとりのお口の状態や歯並びに合わせて、効果的な歯磨きの方法を具体的に指導します。例えば、歯ブラシの持ち方や動かし方、デンタルフロスや歯間ブラシの選び方や使い方など、普段の歯磨きでは意識しにくいポイントを丁寧に教えてくれます。

ご自身では完璧に磨けていると思っていても、実は磨き癖があったり、磨き残しやすい場所があったりするものです。専門家による指導を受けることで、より効率的で質の高いセルフケアの仕方を身につけることができます。

さらに、食生活についてのアドバイスも行われます。例えば、糖分の多い飲食物の摂取頻度や、だらだら食べの習慣など、お口の健康に影響を与える食習慣を見直すきっかけにもなります。

また、唾液の分泌を促す方法や、フッ素入りの歯磨き粉の選び方など、日々の生活に取り入れやすい具体的なアドバイスも提供されます。これによって、お口の健康維持に対する意識を高めることができるでしょう。

フッ素塗布

特に虫歯のリスクが高いお子様や、成人でも虫歯になりやすい方には、フッ素塗布が行われることがあります。フッ素には、歯の再石灰化を促進し、歯質を強化することで、虫歯菌の出す酸に対する抵抗力を高める働きがあります。

歯科医院で塗布するフッ素は、市販の歯磨き粉に含まれるフッ素よりも高濃度で、より高い虫歯予防効果が期待できます。フッ素塗布は、歯の表面にバリアを張るようなイメージで、虫歯菌の活動を抑制し、初期虫歯の進行を食い止める効果も期待できます。

定期的なフッ素塗布は、特に虫歯予防において非常に有効な手段の一つです。

歯医者で検診を受ける頻度

歯医者で定期検診を受ける頻度のイメージ

定期検診の適切な頻度は、患者さんのお口の状態や虫歯・歯周病のリスクによって異なります。一律にこの頻度でと言い切れるものではなく、歯科医師や歯科衛生士が個別に判断し、患者さんに合った最適な間隔を提案します。

一般的には、3ヶ月から6ヶ月に1回の頻度で定期検診を受けることが推奨されます。この間隔は、虫歯や歯周病の進行スピード、歯石の付着サイクルなどをもとに決まります。半年以内であれば、たとえ初期の虫歯が見つかったとしても簡単な処置で対処できるケースが多いです。

ただし、検診を受ける頻度は人によって異なります。虫歯や歯周病になるリスクが高い方や、過去に重度の虫歯治療を経験している方、矯正治療中の方などは、1〜3ヶ月ごとの受診が望ましい場合もあります。

一方で、虫歯や歯周病のリスクが低く、お口の中の状態が良好な方は、年1〜2回程度の検診で問題ないこともあります。まずは歯科医師と相談し、自分に合った頻度を決めるのが理想です。

定期検診を受ける場合にかかる費用

歯医者の定期検診を受ける場合にかかる費用のイメージ

歯科の定期検診のうち、虫歯や歯周病のチェック、歯石取りなどの処置には健康保険が適用されるのが一般的です。そのため、自己負担が3割の方であれば、1回あたりの費用は2,000円〜3,500円前後が一般的です。

レントゲン撮影やフッ素塗布などを追加した場合はやや費用が高くなることもありますが、それでも1万円を超えるようなケースは稀でしょう。

ただし、審美目的のクリーニング、歯の着色除去などは自費診療扱いになる場合があります。自費の場合、1回あたり5,000円〜1万円程度の費用がかかることもあるため、事前に確認しておくと安心です。

まとめ

歯医者で定期検診を受ける女性

定期検診は虫歯や歯周病を未然に防ぐための最も効果的な方法です。口の中の異常を早期に発見できるだけでなく、治療費の節約や全身の健康維持にもつながるという多くのメリットがあります。

検診の内容は多岐にわたり、専門的なクリーニングや生活習慣の指導まで含まれています。また、それに伴う費用はかかりますが、実際の治療にかかるコストよりもはるかに抑えられるのが現実です。

口腔内の状態に合った頻度で定期検診を受けることで、口内を健康な状態に長く維持することができます。何も症状がないから行かなくて大丈夫ではなく、何も症状がない今だからこそ行くべきなのが定期検診です。この機会にぜひ、定期検診の予約を検討してみてください。

予防歯科を検討されている方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちらWEB予約LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

医院名 色川歯科医院
所在地 〒983-0023
宮城県仙台市宮城野区福田町1-10-37
TEL/FAX 022-259-4145
最寄り駅 JR仙石線「福田町」駅より徒歩4分
駐車場 8台
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