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2025/02/12 ブログ

失った歯をブリッジで補う場合にかかる費用!ほかの治療法との比較も

こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

ブリッジ治療のイメージ

ブリッジとは、失った歯の両隣の歯を支えにして、人工歯を橋のように固定することで失った歯を補う方法です。自分の歯に近い感覚や噛み応えを再現できるため、人気を集めています。

この記事では、ブリッジ治療やインプラント・入れ歯の費用について解説しています。ぜひ参考にしてください。

ブリッジ治療とは

歯のブリッジ治療

ブリッジ治療とは、失った歯を補うための治療法の一つです。失った歯の両隣にある健康な歯を支えにして、人工の歯を橋のように固定することで、見た目や噛む機能を回復します。見た目が自然で噛む力もしっかり維持できるのが特徴です。

ただし、支えとなる歯に負担がかかるため、長期的には周囲の歯の健康状態に注意を払う必要があります。また、外科手術は不要ですが、健康な歯を削らなければならないデメリットもあります。

ブリッジ治療は保険適用の対象になる?

ブリッジ治療は保険適用となるイメージ

結論から申し上げると、ブリッジ治療は保険適用の対象になります。安価な素材を使用することで、患者さまの経済的負担を抑えられるのがメリットです。

ただし、保険が適用される治療は、最低限の見た目や機能を回復することを目的としています。そのため、使用できる素材に限りがあります。前歯には硬質レジン前装冠、奥歯には金銀パラジウムしか選択できません。

保険診療にはメリット・デメリットがあるため、よく検討することが大切です。ここでは、保険のブリッジのメリット・デメリットをご紹介します。

保険のブリッジのメリット

保険適用のブリッジの最大のメリットは、治療費を抑えられることです。3割負担の場合、数千円〜2万円程度で治療が受けられるため、自由診療と比べて経済的な負担が大幅に軽減されます。

ブリッジは固定式であり、日常生活に必要な噛む力もしっかりと確保できます。食事をする際に不便を感じることはほとんどありません。

また、インプラントのように外科手術を必要とせず、治療期間が短いことも利点のひとつです。通常、型取りから装着まで2週間から1か月程度で完了するため、できるだけ早く歯を補いたい人に選ばれています。

さらに、保険適用のブリッジは、国が定めた基準を満たしているため、安全性や品質が一定の水準で保たれています。多くの歯科医院で対応しているため、どこでも治療を受けやすいこともメリットといえるでしょう。

保険のブリッジのデメリット

お伝えしたとおり、使用できる素材が限られていることがデメリットでしょう。奥歯の治療では金属(銀合金)が使われることが多く、笑ったときや話しているときに銀色が目立ってしまう可能性があります。

また、保険適用のブリッジは耐久性の面でも課題があります。金属やレジンは経年劣化しやすいです。特に、レジンは変色しやすく、長期間の使用によって見た目が悪くなることもあります。

もうひとつの大きなデメリットとして、ブリッジを支えるために健康な歯を削らなければならないことが挙げられます。支えとなる歯に大きな負担がかかるため、削った部分が弱くなったり、将来的に虫歯や歯の破損につながる可能性もあります。

失った歯をブリッジで補う場合の費用

失った歯をブリッジで補う場合の費用を計算

ブリッジの歯を選択する場合、保険診療か自費診療のどちらかになります。ここでは、保険診療・自費診療のブリッジの費用を、素材ごとに解説します。

保険のブリッジ

保険診療のブリッジにかかる費用は、約2~3万円で、どの歯科医院で治療を受けても同じ金額です。以下、保険診療の費用の内訳を紹介します。

<保険診療の費用の内訳>

内訳費用
検査約2,500~3,000円
治療約3,500~5,000円
人工歯の作成約1万5,000~2万5,000円

神経の治療が必要な場合、この費用よりも高くなることがあります。また、素材によっても費用は異なります。

硬質レジン前装冠

硬質レジン前装冠の費用は、3割負担で1本あたり約5,000~8,000円、トータルで約1万5,000~2万5,000円です。

ただし、前から1~3番目の歯にしか保険が適用されません。そのため、見えやすい4・5番目などに使用したい場合は自費になります。自費診療の場合は1本あたり約10万円が目安です。

金銀パラジウム

金銀パラジウムの費用は、3割負担で1本あたり約3,500~5,000円、トータルで約1万~1万5,000円です。審美性は低いものの、耐久性が高く、歯ぎしり・食いしばりがある方でも選択できます。

他の素材よりは安価なため、費用をできる限り抑えたい方に人気です。

自費診療のブリッジの費用

自費診療のブリッジは、歯科医院によって素材や費用が異なります。ここでは、一般的な自費診療のブリッジの費用について解説します。

オールセラミックブリッジ

オールセラミックブリッジとは、金属を一切含まず、陶器のみで作られたブリッジのことです。金属アレルギーの心配がなく耐久性も高いため、保険のブリッジよりも寿命が長いといわれています。また、審美性の高さから、前歯のブリッジに使用されることが多いです。

オールセラミックの費用は、1本あたり約10万~20万円、トータルで約30万~60万円です。

ジルコニアブリッジ

ジルコニアとは、セラミックの中で最も硬い素材です。人工ダイアモンドと呼ばれるほど硬いため、歯ぎしり・食いしばりの方でも安心して治療が受けられます。また、審美的にも優れているため、前歯から奥歯まで幅広く使用できるのがメリットです。

ジルコニアブリッジの費用は、1本あたり約10万~20万円、トータルで約30万~60万円です。

メタルボンドブリッジ

メタルボンドブリッジとは、土台の金属の上に、セラミックを焼き付けたブリッジのことです。見た目がよく、強度も高いため、長期にわたって美しさを維持できます。

ただし、金属アレルギーの方は使用できません。メタルボンドブリッジの費用は、1本あたり約8万~12万円、トータルで約24~万40万円です。

ハイブリッドセラミックブリッジ

ハイブリッドセラミックブリッジとは、レジンとセラミックを混ぜ合わせたブリッジのことです。レジンを混ぜ合わせているため、セラミックだけを使用したブリッジよりも費用が抑えられます。

ただし、耐久性が低く、金属やセラミックに比べると長持ちしにくいといえます。また、経年劣化により、変色することもデメリットの1つです。

ハイブリッドセラミックの費用は、1本あたり約4万~8万円、トータルで約12万~24万円です。

インプラントと入れ歯の費用

インプラントのイメージ

歯を失った際の治療法には、ブリッジ以外にインプラントや入れ歯も選択できます。ここでは、インプラントと入れ歯の治療法や費用について解説します。

インプラントの費用

インプラントとは、歯を失った箇所にチタン製のねじを埋め込み、その上に歯を作る治療法です。他の治療法と違い、周りの歯を削ったり歯に負担をかけたりすることがありません。独立した1本の歯を作れるため、お口の健康を守れるのがメリットです。

また、上に取り付ける歯にはセラミックやジルコニアなどを使用することが多く、自然な見た目を再現できます。

ただし、インプラントは保険が適用されないため、1本あたり30万~50万円と高額になる傾向にあります。麻酔を伴う外科手術が必要になるため、お口や健康状態によっては治療できないことがあるので注意が必要です。

入れ歯の費用

入れ歯治療は、取り外し可能な入れ歯を装着する治療法です。入れ歯には、保険診療と自費診療の2種類があります。

保険診療の入れ歯の費用は、部分入れ歯で約数千円~1万5,000円、総入れ歯で約1万~2万円です。自費の入れ歯の場合、使用する素材や入れ歯の範囲によりますが、約10万~50万円かかるのが一般的です。保険の入れ歯を選択することで、費用を抑えられるでしょう。

ただし、ブリッジやインプラントよりも、噛む力は劣ります。硬いものが噛めなかったり、食事や会話の際に外れたりすることがあるのがデメリットです。

まとめ

ブリッジ治療をした女性

ブリッジには、保険診療と自費診療の2種類があります。ブリッジの費用の目安は、保険診療の場合で約2万~3万円、自費診療の場合で約10万~60万円です。保険のブリッジを選択すると、治療にかかる費用を抑えられるのがメリットです。

ただし、耐久性が低いため、変色したり金属が溶け出したりすることがあります。そのため、見た目や機能性を追求したい場合は、自費診療を選択するほうがよいかもしれません。セラミックやジルコニアのブリッジを選ぶことで、長期にわたって美しい見た目を維持できるでしょう。

ブリッジ治療を検討されている方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちらWEB予約LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

医院名 色川歯科医院
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宮城県仙台市宮城野区福田町1-10-37
TEL/FAX 022-259-4145
最寄り駅 JR仙石線「福田町」駅より徒歩4分
駐車場 8台
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