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2025/01/29 ブログ

根管治療の費用を保険治療と自費治療のケースそれぞれ徹底解説!

こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

根管治療の費用のイメージ

根管治療は、虫歯が進行して歯の神経にまで到達した場合に行う治療です。歯を保存するために非常に重要な治療ですが、費用について悩まれている方も多いのではないでしょうか。特に、保険治療と自費治療では費用が大きく異なります。

この記事では、根管治療にかかる費用を、保険治療と自費治療に分けて解説します。それぞれの費用の目安や費用を抑えるためのポイントも詳しくご紹介するので、治療を考えている方はぜひ参考にしてください。

根管治療とは

歯の構造の模型

根管治療とは、虫歯や外傷によって歯の内部の歯髄に炎症や感染が生じた際に行う治療です。歯を抜かずに残すための重要な手段であり、天然歯を保存することが目的です。

歯を失うと、咀嚼能力が低下したり他の歯への負担が増加したりして、口腔内全体に悪影響を及ぼします。そのため、根管治療は口腔内の健康を長期的に維持するためにも大切です。

歯の内部には根管と呼ばれる細い管があり、その中に神経や血管を含む歯髄が存在します。根管治療では、感染した歯髄を除去して根管の中を徹底的に清掃し、消毒した後に特殊な材料を詰めて被せ物を装着します。

根管治療には保険診療と自費診療の選択肢がありますが、自費治療を選ぶ場合は設備や材料、技術などに応じて料金が大きく変動します。

根管治療の費用目安[保険治療]

根管治療の費用のうち保険治療にかかる費用のイメージ

根管治療は保険診療で受けることができます。保険診療は、法律で定められた範囲内での治療に限定されるので、自費診療よりも費用を抑えられます。

費用は一本あたり2,000〜3,000円程度が目安ですが、治療する根管の本数によって変動します。根管の数は部位によって異なり、前歯や小臼歯は1〜2本、奥歯の場合は3〜4本が一般的です。

また、上記の費用に加えて被せ物の費用がかかります。保険診療の場合は銀歯やレジンの被せ物を選択でき、費用の目安は3,000円〜5,000円程度です。

なお、ご紹介した金額は3割負担の場合なので、1割負担の方であれば費用はさらに抑えられます。患者さまの歯の状態によって費用は異なるので、詳しい費用が知りたい方は歯科医院で相談してみてください。

根管治療の費用目安[自費治療]

根管治療の費用のうち自費治療の場合のイメージ

自費治療の根管治療は保険治療と比べて高額ですが、治療方法や使用材料、技術において、より多くの選択肢があります。治療の自由度が高く、患者さま一人ひとりの悩みや希望に細かく対応できる点が特徴です。

自費診療での根管治療の費用は、歯の状態や治療の難易度によって異なりますが1本あたり5万円〜20万円程度が目安です。

自費診療では、根管治療の成功率を高めるために、質の高い材料や薬剤、マイクロスコープやCTなどを使用します。そのため、精度の高い治療ができ、再治療のリスクを低減できるでしょう。

自費診療では被せ物の選択肢も多く、素材によって費用が大きく異なります。セラミックやジルコニアを使用した高品質な素材の被せ物を選択した場合、費用がより高くなるでしょう。

費用だけではなく特徴も素材によって大きく異なるので、歯科医師としっかり相談して、ご自身にあったものを選んでください。また、歯科医院によって扱っている素材が異なる場合がありますので、こちらも事前に確認しておきましょう。

根管治療を保険・自費で治療する際の比較

根管治療を保険・自費で治療する際の比較のイメージ

根管治療を受ける際、保険治療と自費治療のどちらを選ぶかは、費用だけでなく治療内容や仕上がりなどの違いも考慮する必要があります。ここでは、保険治療と自費治療の違いをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

通院回数

保険診療と自費診療では、治療にかかる回数が異なります。

保険診療では、1回の治療時間や処置内容が国によって定められており、1回あたり30分程度とされています。治療時間が短いので、通院回数が多くなりやすいでしょう。複雑な治療の場合などは、根管治療が終わるまで半年以上かかるケースもあります。

自費診療の根管治療の場合は、1回の治療時間が60分〜90分と長いため、通院回数を抑えられます。患者さまによって異なりますが、2回〜3回程度の通院回数で終わることも多いでしょう。

使用できる機器や素材

保険治療では、使用できる機器や素材が制限されます。制限された範囲内でも問題なく治療できますが、自費診療と比べると精度や審美性などが劣るとされています。

自費治療では、マイクロスコープやCTスキャンなどの最新技術を駆使して、より精密な治療を行うことが可能です。これにより治療の成功率が向上します。

また、被せ物に使用する素材も高品質なものを選ぶことができ、セラミックやジルコニアといった審美性や耐久性に優れた材料を使用できます。これらの素材は天然歯に近い見た目を実現できるため、より自然な仕上がりになるでしょう。

根管治療の費用を抑えるには

根管治療の費用を抑えるために医療費控除を活用するイメージ

根管治療は場合によっては高額になるケースもありますが、いくつかのポイントを押さえれば費用を抑えることが可能です。以下で、根管治療の費用を抑えるポイントをご紹介します。

保険適用の範囲内で治療を受ける

保険診療を選択すれば、1〜3割の自己負担で治療を受けられるため、費用を大幅に抑えることができます。治療内容や素材に制限があるものの、機能回復のために必要な最低限の治療は受けられるため、コストを最小限にしたい場合は良い選択肢でしょう。

ただし、歯の状態によっては保険適用の範囲内では対応できないケースがあります。

歯科医院を比較する

自費診療の場合は歯科医院によって料金設定が異なるため、複数の歯科医院で見積もりを取り、費用や治療内容を比較して選ぶことが重要です。また、口コミなども参考にして、信頼できる歯科医院を選ぶようにしましょう。

早期治療を心がける

重症化すればするほど治療が複雑になり、費用が高くなります。症状が軽度のうちに治療を受ければ費用を抑えることができるので、歯に痛みや違和感を覚えたら早期に受診してください。

また、定期的に歯科医院で検診を受けていれば、歯科医師が口腔内の異常に早期に気づけるので、さらに早く治療を受けられるでしょう。

医療費控除を活用する

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えたときに、申請することで一部が還付される制度です。

審美性の向上を目的とした治療は対象外ですが、根管治療は自費診療の場合でも機能回復を目的とした治療のため、医療費控除の対象になる可能性が高いです。一度患者さまが費用を支払う必要はありますが、実質的な費用負担を減らせます。

医療費控除の申請には領収書が必要なので、きちんと保管しておきましょう。

デンタルローンや分割払いを検討する

デンタルローンや分割払いを利用するのも方法の一つです。自費診療で費用が高くなり一括払いが難しい場合でも、デンタルローンや分割払いであれば一回あたりの費用負担を軽減することができます。

ただし、保険診療の場合は基本的にローンやカードでの支払いは選択できません。また、利息や手数料などによって、総額が多くなる可能性もある点には注意が必要です。事前にきちんと確認しておきましょう。

まとめ

根管治療の費用について歯科医師と相談する女性

根管治療は、虫歯や外傷によって歯の神経が侵された際に行う治療です。歯を保存するために非常に重要な治療で、保険治療と自費治療のどちらを選ぶかによって費用が大きく異なります。

保険治療は素材や技術などに制限はありますが、費用を抑えられて全国どこでも同じ水準で治療を受けることが可能です。自費治療は高額になりやすいですが、素材や機器、治療時間などの制限がないので、精度の高い治療を受けられます。

根管治療の費用は、できるだけ早いうちに治療したり医療費控除を活用したりすることで抑えられます。また、複数の歯科医院で見積もりを取り、比較することも大切です。

根管治療は、歯の健康を保つために欠かせません。この記事を参考に、ご自身のライフスタイルや予算に合った治療方法を選び、歯の健康を守っていきましょう。

根管治療を検討されている方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちらWEB予約LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

医院名 色川歯科医院
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宮城県仙台市宮城野区福田町1-10-37
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最寄り駅 JR仙石線「福田町」駅より徒歩4分
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