2024/12/25 ブログ
ホワイトスポット治療にかかる費用はどのくらい?原因や治療法も解説
こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

ホワイトスポットは歯の表面に現れる白い斑点で、見た目が気になり悩んでいる方も少なくありません。
ホワイトスポットができる原因には、さまざまあります。虫歯が原因でホワイトスポットができている場合、治療せずに放置すると、見た目の問題だけでなく、虫歯が進行する可能性もあります。
とはいえ、ホワイトスポットを治療する場合、どれくらいの費用がかかるのか気になる方もいるでしょう。
この記事では、ホワイトスポットができる原因や具体的な治療法、費用について解説します。
目次 [hide]
ホワイトスポットとは

ホワイトスポットとは、歯の表面に現れる白い斑点や模様のことを指します。これは、エナメル質の脱灰や形成不全が原因で生じる現象です。
歯の表面に白く不透明な斑点や帯状の模様があると、見た目に影響を与えることがあります。そのため、ホワイトスポットがある方は、一度歯科医院を受診して相談するとよいでしょう。
ホワイトスポットの治療方法

ホワイトスポットの治療方法は、症状の程度や原因に応じて選択されます。ここでは、主な治療法をご紹介します。
フッ素塗布
ホワイトスポットが初期段階の場合、再石灰化を促進することで、歯のエナメル質を修復し、白い斑点を目立たなくできる場合があります。フッ素はエナメル質の強化に役立ち、特に初期のホワイトスポットの治療に非常に有効です。
歯を削らず、痛みを伴わないため、負担が少ないでしょう。効果が現れるまで時間がかかることがありますが、継続的に使用することで改善が期待できます。
アイコン治療
アイコン治療は、特殊な樹脂を歯に浸透させて白い斑点を目立たなくする治療法です。アイコン治療は歯に対する侵襲が最小限であるため、歯を削りたくない方に選ばれています。
ホワイトスポットの部分に特殊な樹脂を塗布したあとに、光を当てて硬化させます。この樹脂がホワイトスポット部分に浸透し、斑点が目立たなくなるため、自然な見た目に近づけることができます。
アイコン治療は痛みがほとんどなく、治療時間も短いため、忙しい方や治療に対して不安がある方に選ばれる傾向があります。また、歯を削らないため、歯の健康を損なうことなく美しさを取り戻せる点が大きな特長です。
ただし、治療後の経過により、再度ホワイトスポットが現れる場合があるため、定期的にメンテナンスを受けることが重要です。
ダイレクトボンディング
ダイレクトボンディングは、ホワイトスポット部分を最小限に削ったあとに、歯科用レジンを直接塗布して修復する方法です。この方法は、ホワイトスポットの大きさや形状に合わせて調整できるため、自然な歯の色や形を再現しやすいのが特徴です。
ホワイトスポット部分を削ることがありますが、その範囲は最小限に抑えられます。修復部分が自然に見えるため、前歯のホワイトスポットの治療にも選択されます。
この方法では、ほかの治療法に比べて早く治療を終えることができるため、時間に余裕がない方にも選ばれています。
ただし、レジンは経年劣化することがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。また、強い力が加わると欠ける可能性があるため、注意しなければなりません。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは、歯の表面を薄く削り、その上にセラミック製のシェルを貼り付ける治療法です。この治療法は、広範囲にわたるホワイトスポットや変色に効果的で、長期的に美しい状態を維持できます。
ラミネートベニアは、歯の表面に薄いセラミックのシェルを貼り付けて、天然の歯のような自然な見た目を再現できます。また、ホワイトスポット部分だけでなく、歯全体の形や色を整えることができるため、口元全体の美しさを向上させることが可能です。
一方で、ラミネートベニアは歯の表面を削る必要があります。歯を削ることに抵抗感がある方にとってはデメリットといえるかもしれません。治療後はしっかりとしたケアを行い、定期的に歯科医院でチェックを受けることが重要です。
ホワイトスポット治療にかかる費用

ここでは、上記で解説した治療法ごとの費用の目安について解説します。
- フッ素塗布:1回あたり1,000円〜5,000円程度
- アイコン治療:3万〜5万円程度
- ダイレクトボンディング:2万〜5万円程度
- ラミネートベニア:5万〜15万円程度
このように、ホワイトスポットの治療にかかる費用は、選択する治療法によって異なります。また、歯科医院によっても費用は異なりますので、治療を受ける前に確認しましょう。
ホワイトスポット治療における保険

ホワイトスポットの治療は、主に審美目的とされるため、健康保険の適用外となります。これは、ホワイトスポットが機能的な問題を引き起こさないと判断されるためです。そのため、治療費は患者さんの全額自己負担となります。
ホワイトスポットができる原因

ホワイトスポットは、歯の表面に現れる白い斑点で、主に初期虫歯による脱灰とエナメル質形成不全の2つの原因によって生じます。
初期虫歯による脱灰
虫歯によって歯のエナメル質が溶かされる脱灰が起こると、歯の表面に白い斑点が現れることがあります。この状態を放置すると、虫歯が進行し、歯の損傷が悪化する可能性があります。
エナメル質形成不全
エナメル質形成不全もホワイトスポットができる原因のひとつです。エナメル質形成不全とは、歯の発育過程でエナメル質が正常に形成されないことをいいます。これにより、歯の表面に白い斑点や帯状の模様が現れ、見た目に影響を与えることがあります。
ホワイトスポット治療の流れ

ホワイトスポット治療は、以下のステップで進められます。
カウンセリングと診断
まず、歯に現れているホワイトスポットの範囲や深さ、色素沈着の有無を詳しく検査します。これにより、適切な治療法を選択するための基礎情報を収集します。また、患者さんの要望などをうかがい、治療の目的や期待される結果について話し合います。
検査と治療計画の立案
口腔内の写真撮影やレントゲン撮影を行い、歯の状態を詳細に分析します。これらの情報をもとにホワイトスポットの原因や程度を評価し、患者さんに合った治療法を決定します。治療の流れや期間、費用についても説明し、患者さんの同意を得ます。
治療の実施
選択した治療法に応じて、以下の手順で治療が行われます。
アイコン治療の場合
歯の表面を清掃し、エッチング剤で処理したあと、低粘性の樹脂を浸透させます。その後、光を照射して硬化させ、表面を研磨して仕上げます。この治療は通常1回の通院で完了し、所要時間は45〜60分程度です。
ダイレクトボンディングの場合
ホワイトスポット部分を最小限に削り、歯科用レジンを充填します。形を整えたあと、光を照射して硬化させ、表面を研磨して仕上げます。
ラミネートベニアの場合
歯の表面を薄く削り、型取りを行います。作製したセラミック製のベニアを接着し、形や色調を整えます。ラミネートベニアは複数回の通院が必要です。
経過観察とメインテナンス
治療後2週間ほど経過したら、色のなじみや治療効果を確認するために再度歯科医院を受診します。そのあとも定期的なメンテナンスとして、3か月ごとに定期検診を受けることが推奨されます。これにより、治療効果の維持や口腔内の健康状態を継続的に管理できます。
まとめ

ホワイトスポットは、歯の表面に現れる白い斑点で、主に初期の虫歯やエナメル質形成不全が原因で発生します。治療法としては、再石灰化を促す方法やアイコン治療、ダイレクトボンディング、ラミネートベニアがあり、症状や希望に合わせた方法が選ばれます。
費用は選択する治療法によって異なります。ホワイトスポット治療は保険適用外の自費診療となるため、事前に費用や治療内容について歯科医師としっかり相談することが重要です。治療後は、定期的にメンテナンスを受けることで、美しい歯を長く維持することができます。
ホワイトスポットにお悩みの方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちら、WEB予約・LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。