2024/12/04 ブログ
マウスピース矯正は後戻りする?原因や防ぐ方法、後戻りしたときの対処法
こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

矯正治療は、歯並びや噛み合わせを整え、見た目や機能を改善する重要な治療法です。矯正治療を始めるときに「整えた歯並びが元の状態に戻ったりしないか?」と、不安になる方もいるのではないでしょうか。
整えた歯並びが元の状態に戻ることを、後戻りといいます。後戻りを防ぐ方法や後戻りした場合の対処法を知っておけば、整えた歯並びを維持できるでしょう。
今回は、マウスピース矯正における後戻りについて詳しく解説します。後戻りの原因や防ぐ方法、後戻りが起きた場合の対処法についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
矯正の後戻りとは

矯正治療で整えた歯並びが元に戻る現象を後戻りといいます。これは、矯正治療によって歯が移動した後も歯根膜という歯周組織が矯正前の状態を記憶しており、元の位置に戻ろうとする力が働くために起こるものです。
矯正治療を終えたばかりの歯槽骨は不安定で、歯が動きやすい状態になっています。歯が新しい位置で安定するまでには時間がかかるため、矯正治療後は保定と呼ばれる歯の位置を安定させるための処置が必要です。
マウスピース矯正は後戻りする?

マウスピース矯正に限らず、すべての矯正治療において後戻りのリスクはあります。
マウスピース矯正で後戻りを防ぐには、リテーナー(保定装置)の適切な使用と日常的な口腔ケアが必要です。また、口呼吸や舌の癖といった、歯並びに悪影響を与える習慣の改善も、後戻りを防ぐためには重要です。
マウスピース矯正で後戻りする原因

ここでは、マウスピース矯正で後戻りする原因を確認しましょう。
リテーナーの装着時間が不足している
矯正治療後は、歯の位置を安定させるためにリテーナーの装着が欠かせません。歯は移動後すぐには安定せず、新しい位置に馴染むまで時間がかかります。
この間、リテーナーを歯科医師に指示された通りに装着せず装着時間が不足すると、後戻りが起こる可能性が高まるのです。
舌癖や口呼吸の影響
舌の位置や動きの癖、口呼吸なども後戻りの原因になります。例えば、舌で前歯を押す癖がある場合、歯に圧力が加わって歯並びが乱れることがあります。
特に、矯正治療後は歯が動きやすい状態なので、このような癖の影響を受けやすいといえます。
加齢による歯の移動
加齢とともに、歯が自然に動くこともあります。年齢を重ねると顎の骨密度や形状に変化が生じ、歯が移動することがあるのです。
また、奥歯がすり減って噛み合わせが変化し、その影響が歯列全体に及ぶこともあります。
親知らずの影響
親知らずが原因で、整えた歯並びが乱れる可能性があります。親知らずが真っ直ぐ生えている場合は問題ないことが多いですが、正しく生えずに隣接する歯を押す場合、歯列全体が影響を受ける恐れがあるのです。
また、埋伏した親知らずが骨や周囲の組織に圧力をかけることでも、歯並びが崩れる場合があります。
特に、矯正治療を終えてから親知らずが生えてきた場合は、歯列が変化する可能性が高いでしょう。矯正後に後戻りが起きないよう、先に親知らずを抜いておくケースも少なくありません。
定期検診を受けていない
矯正治療後の定期検診は、後戻りを防ぐために欠かせません。治療後も歯の位置を定期的に確認し、必要に応じて調整することで後戻りを予防できます。
定期検診を怠ると後戻りしていることに気づけず、歯並びが大きくずれる可能性が高まります。特に、取り外し可能なリテーナーの場合は、患者さまご自身でリテーナーを管理するので、歯科医師によるサポートが重要です。
マウスピース矯正の後戻りを防ぐ方法

以下で、マウスピース矯正の後戻りを防ぐ方法を確認しましょう。
リテーナーを正しく装着する
リテーナーは、矯正治療で整えた歯並びを維持するための装置です。リテーナーには様々な種類があり、固定式のものと取り外し可能なものに大きく分けられます。
取り外し可能なリテーナーの場合、後戻りを防ぐために重要なのは、装着する期間と時間を守ることです。一般的に、矯正治療直後は1日20時間以上の装着が求められ、徐々に装着時間を減らしていきます。
保定期間は個人差がありますが、矯正治療と同程度の期間行うのが一般的です。
ただし「リテーナーの装着は、半永久的に継続する必要がある」と考える歯科医師も少なくありません。整えた歯並びを維持するためにも、歯科医師の指示通りにリテーナーを装着しましょう。
歯科医院での定期的なチェック
歯科医院での定期的なチェックは、後戻りを防ぐために重要です。矯正治療直後は数週間後にチェックします。その後は一般的に3~6か月に1回、6か月~1年に1回というように、少しずつ頻度を減らしながら定期検診を継続します。
ただし、適切な定期検診の頻度は患者様によって異なるので、歯科医師の指示通りに通院してください。
検診では、歯の位置の変化やリテーナーが合っているか、口腔内の状態などをチェックします。定期的に検診を受けることで、後戻りの兆候を早期に発見して適切な対策を取る機会にもなります。
わずかな後戻りが見られた場合もすぐに対策を講じ、進行を防ぐことができるでしょう。
口呼吸や舌の癖の改善
口呼吸や舌の癖は、歯に余計な力をかけて歯並びに悪影響を与えます。
例えば、口呼吸は唇や頬、舌の筋肉バランスを崩し、歯列が乱れる原因の一つです。意識的に鼻で呼吸するよう心がけ、就寝中は口呼吸を防ぐために鼻腔を広げるテープを使用するなどの対策を行うとよいでしょう。
アレルギー性鼻炎や慢性的な鼻づまりのある方は、耳鼻科を受診して根本的な原因の改善を検討してみてください。また、舌の癖も前歯に一定の圧力をかけ続けて歯が移動しやすくなるので、意識して改善するようにしましょう。
歯科医院では、口腔筋機能療法(MFT)という舌や口周りの筋肉のバランスを整えるための訓練法の指導を受けられます。気になる方は、歯科医師に相談してみてください。
毎日の口腔ケア
口腔内の健康を保つことは、矯正後の歯の安定にもつながります。歯周病や虫歯が進行すると、歯を支える骨や歯周組織が弱まり、歯が動きやすくなるからです。
歯磨きをする際は、歯茎との境目や歯間も丁寧に磨き、磨き残しがないようにしましょう。歯ブラシ以外にも、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使用すると、より効果的に汚れを除去できます。
また、取り外し可能なリテーナーの場合は、リテーナーの洗浄もきちんと行い細菌が繁殖しないようにしましょう。
マウスピース矯正で後戻りしたときの対処法

後戻りの程度が軽い場合は、リテーナーを調整して使用を継続すれば改善できることがあります。調整したリテーナーで歯に適切な圧力をかけることで、元の位置に戻していきます。
しかし、後戻りがある程度進んでいる場合は、再矯正治療が必要になるでしょう。
後戻りが一部の歯にのみ起こっている場合は、移動した特定の歯のみを対象に、限定的な矯正治療を行うこともあります。全体的な矯正治療よりも短期間で行うことができ、費用も抑えられます。
後戻りの程度が大きい場合や複数の部位で後戻りが起きている場合などは、全体的な再矯正が必要になる可能性が高いです。
後戻りによる再矯正の場合は、最初の矯正治療と比べると期間や費用が少ない傾向にあります。また、後戻りは軽度であるほど治療にかかる費用や期間を軽減できるので、気づいた際は早めに歯科医に相談しましょう。
まとめ

他の矯正治療と同様に、マウスピース矯正でも後戻りの可能性はあります。
しかし、リテーナーの適切な使用や徹底した口腔ケア、定期的な歯科検診を行えば、後戻りを防ぐことが可能です。もし後戻りが起こった場合でも、早期に歯科医師に相談し、リテーナーの調整や追加の矯正治療など、適切な対策を講じることで修正できます。
矯正治療は、歯並びや噛み合わせを整え、生活の質を向上させられる治療です。整った歯並びを長く維持するためにも、治療後のセルフケアや歯科医院でのメンテナンスを欠かさないようにしましょう。
マウスピース矯正を検討されている方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちら、WEB予約・LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。