2024/11/13 ブログ
乳歯の虫歯には特徴がある!よくできる箇所や治療が必要な理由について
こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

子どもの歯磨きを丁寧にしたつもりでも、乳歯に虫歯ができて驚いたことがある方は多いのではないでしょうか。「甘いものやジュースを避けて、仕上げも磨きもしっかりしたのに」と思う方もいるでしょう。
今回は、乳歯の虫歯にみられる特徴や、よくできる箇所などをくわしく解説します。
乳歯の虫歯の特徴

乳歯は、永久歯と比較するとエナメル質が薄く柔らかいです。そのため、虫歯になりやすく進行しやすいといえます。
お子さまの歯を守るためには、虫歯を予防することはもちろん、早期に気づいて治療することが重要です。ここでは、乳歯の虫歯の特徴を確認しましょう。
- 歯と歯の間にできやすい
- 黒色ではなく白色
- 痛みを感じにくい
- 神経まで到達しやすい
それぞれの特徴を確認していきましょう。
歯と歯の間にできやすい
歯と歯の間は、乳歯が虫歯になりやすい箇所です。一目見ただけではわかりづらく、見逃されることも多いです。
歯と歯の間にはデンタルフロスなどを使用しないと汚れが十分に落ちないため、歯ブラシで仕上げ磨きをしているだけでは汚れが残ることがあるのです。レントゲンで初めて見つかることも多く、虫歯が進行しやすい箇所ともいえます。
黒色ではなく白色
虫歯といえば黒色を連想する方が多いですが、乳歯が虫歯になると白く濁ったような見た目になるのが一般的です。見た目でわかりにくいため虫歯と気づかず症状の進行も早いため、重症化しやすいです。
痛みを感じにくい
歯に限ったことではありませんが、子どもは神経が未発達です。痛みを感じる神経も未熟なので、虫歯になっても痛みを感じにくく、虫歯が進行してしまうことが多いです。
お子さまが自分で口内の異常に気づいて伝えてくれることは少ないので、定期的な診察や日頃の観察が重要です。
神経まで到達しやすい
乳歯のエナメル質・象牙質は薄く、永久歯よりも柔らかいです。そのため、虫歯ができると神経まですぐに到達してしまいます。
乳歯の虫歯がよくできる箇所

乳歯が虫歯になりやすい場所は、以下のとおりです。
- 奥歯の溝
- 上の前歯の裏側・間
- 乳歯と歯ぐきの境目
それぞれ詳しく解説します。
奥歯の溝
乳歯の奥歯は溝が深く、食べかすやプラーク(歯垢)がたまりやすいです。永久歯の溝よりも複雑な形状になっていることが多く、通常のブラッシングだけでは汚れを完全に取り除くことが難しいため、虫歯のリスクが高いです。
奥歯の溝の虫歯は、初期段階では発見が難しいことも多いです。表面にはわずかな変色しか見られないのに、内側で進行しているケースも少なくありません。
上の前歯の裏側・間
上の前歯は、哺乳瓶で飲んだミルクなどの汚れが溜まりやすい場所です。哺乳瓶の飲み口が前歯の裏側に触れて、糖分が歯の表面に残って虫歯の原因となることがあります。
哺乳瓶を使用しなくなった時期でも、上の前歯の裏側は虫歯になりやすいです。歯ブラシの毛先が届きにくく、プラークが残りやすいためです。
乳歯と歯ぐきの境目
乳歯と歯茎の境目も、虫歯ができやすい場所の一つです。歯磨きが不十分だと汚れがたまりやすく、虫歯が発生することが多いです。
また、乳歯と歯ぐきの間は歯磨きの際に痛みを感じやすい部分です。仕上げ磨きの際に嫌がるお子さまが多く、汚れが残りやすいと言えるでしょう。
乳歯の虫歯の治療が必要な理由

乳歯の虫歯は、治療が必要です。虫歯を放置すると、さまざまなリスクを及ぼすためです。
- 日常生活に支障がでる
- 歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす
- 永久歯の質が悪くなる
それぞれ解説します。
日常生活に支障が出る
虫歯による影響として、歯の痛みが挙げられます。痛みや腫れによって食事がしにくくなったり、痛みで寝られなくなったりすることもあるでしょう。
食事や睡眠は子どもの成長に欠かせない要素なので、虫歯を放置すると成長を妨げる可能性があります。
歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす
虫歯を放置すると、乳歯が抜け落ちる可能性があります。通常よりも早く乳歯が抜けた場合、隣の歯が傾いたり、次に生える永久歯が正しい位置に生えなかったりするかもしれません。
結果として、永久歯の歯並び・噛み合わせが悪くなる可能性があります。
永久歯の質が悪くなる
乳歯の虫歯を放置すると、虫歯菌が歯の根っこまで進行する可能性があります。永久歯は乳歯の下で育つので、乳歯の根まで虫歯が進行すると永久歯の発育に影響を及ぼすことがあります。
具体的には、変色した永久歯が生えたり、永久歯の形が歪になったりする恐れがあります。
乳歯の虫歯の基本的な治療方法

乳歯の虫歯治療は、虫歯の段階によって変わります。
- ごく初期の虫歯
- エナメル質が溶かされた虫歯
- 象牙質まで進行した虫歯
- 神経まで到達した虫歯
- 乳歯がほぼ崩壊した虫歯
上記の5つに分けて解説します。
ごく初期の虫歯
乳歯の虫歯が初期段階の場合、特別な治療は必要ないことが多いです。フッ素を塗布して再石灰化を促しながら様子をみます。
虫歯になったということは歯磨きが十分でなかった可能性が高いので、ブラッシング指導もあわせて行うことが多いでしょう。
エナメル質が溶かされた虫歯
エナメル質が虫歯によって侵食されている場合、虫歯部分を削ります。削った部分にレジンと呼ばれる詰め物をして修復して、治療は完了です。
基本的に治療回数は1回で、その日のうちに食事もできるでしょう。
象牙質まで進行した虫歯
象牙質まで到達している場合でも、虫歯部分を削って治療します。範囲が狭ければ詰め物をして治療は終わりますが、型取りをして後日詰め物・被せ物を装着するケースもあります。
神経まで到達した虫歯
虫歯が神経まで到達している場合、根管治療を行います。歯の神経や血管を含む歯髄という組織を取り除き、根管内を洗浄・消毒する処置です。
子どもの場合、再生能力が高いので神経の一部を残しておくこともあります。
乳歯がほぼ崩壊した虫歯
虫歯が大きく進行し乳歯がほとんど崩壊しているような場合、抜歯します。無理に残すと後から生えてくる永久歯や、周りの乳歯にも悪影響を及ぼすためです。
抜歯後は、永久歯が生えてくるまで保隙装置を使用することが多いです。隙間が生まれると周囲の歯が傾いたり倒れたりすることがあるので、永久歯が生えるためのスペースを維持する目的で使用されます。
乳歯の虫歯を予防する方法

乳歯の虫歯が進行すると、後に生えてくる永久歯にも影響を及ぼします。虫歯になった時に治療することはもちろん重要ですが、虫歯を予防することも非常に大切です。
ここでは、乳歯の虫歯を予防する方法について解説します。
口腔ケアを徹底する
乳歯の虫歯予防の基本は、毎日の口腔ケアをしっかりと行うことです。小さな子どもは自分で正しく歯を磨くのが難しいため、保護者の方がしっかりと仕上げ磨きをしてあげましょう。
仕上げ磨きの際には、特に奥歯の溝や歯と歯茎の境目など、汚れが残りやすい部分を丁寧に磨いてください。
また、フッ素入りの歯磨き粉を使用することも効果的です。フッ素には、エナメル質を強化したり再石灰化を促したりする効果があるため、虫歯になりにくい環境を作ることが期待できます。
歯ブラシは、ヘッドが小さく毛先が柔らかいものを選び、優しく磨くことが大切です。
食生活を改善する
乳歯の虫歯予防には、バランスの取れた食生活も欠かせません。特に、糖分の多いお菓子やジュースは虫歯菌の栄養源となり、酸を作り出して歯を溶かします。
頻繁に甘いものを摂取する習慣があると虫歯のリスクが高まるため、間食を減らす、食後に歯磨きをするなどの習慣をつけることが重要です。
また、歯に良い食品を意識して取り入れることも効果的です。カルシウムやビタミンが豊富な乳製品や緑黄色野菜、繊維質の多い野菜や果物は、歯を強くし唾液の分泌を促すでしょう。
食生活の改善を通じてお子さまの歯を守り、健康的な発育をサポートしましょう。
口呼吸を改善する
口呼吸は虫歯リスクを高める一因となります。口を開けて呼吸をしていると口腔内が乾燥しやすく、唾液の量が減少します。唾液は、口内の酸を中和し細菌を洗い流す働きを持つため、唾液が少ない状態では虫歯が発生しやすくなるのです。
意識づけで改善できない場合は、歯科医や耳鼻科で相談してみてもいいでしょう。小さな子供は、特に就寝中に口呼吸をすることが多いので、寝るときの姿勢や環境を整えてあげましょう。
定期的に歯科医院を受診する
乳歯の虫歯を予防するには、定期的に歯科医院での検診を受けることも非常に効果的です。乳歯の虫歯は初期段階では自覚症状が少なく、仕上げ磨きの際に毎日観察していても発見が難しいです。
そのため、定期的に歯科医師に口内を確認してもらうことが重要です。定期検診では、フッ素塗布などの予防処置も受けられるため、虫歯の発生を未然に防ぐことができます。
また、歯科医院で適切なブラッシング方法やフロスの使い方を学び、家庭でのケアに役立てることも可能です。
まとめ

今回は、乳歯が虫歯になる理由や治療が必要な理由をまとめました。乳歯は虫歯になりやすいうえ、発見が遅れやすいです。いずれ永久歯に生え変わるといっても、放置しておくとさまざまな影響を及ぼすため治療しなければなりません。
また、乳歯の虫歯は予防することも非常に重要です。丁寧な仕上げ歯磨きはもちろん、日常生活から虫歯にならない工夫をしましょう。定期的な歯科受診も虫歯予防には重要です。
乳歯の虫歯治療を検討されている方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちら、WEB予約・LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。