2024/10/23 ブログ
歯の根管治療とは?必要となるケースや基本的な流れ、費用と期間を解説!
こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

歯の根管治療とは、虫歯や細菌による感染が歯の中の神経まで達した際に行われる治療法で、多くの歯科医院で実施されています。歯科医師から「根管治療をする」と告げられ「どんな治療なんだろう」と、疑問に感じたり、不安になったりしている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、歯の根管治療の基本的な内容や流れ、根管治療が必要になるケースなどについて詳しく解説します。根管治療にかかる期間や費用も併せて紹介するので、詳しく知りたい方や不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
歯の根管治療とは

根管治療とは、歯の内部まで入った細菌を除去し、痛みや腫れの原因を取り除く治療です。歯髄(しずい)と呼ばれる歯の神経や血管などが含まれている部分を取り除いて根管内を清掃し、消毒した後に薬剤を詰めて細菌の再侵入を防ぎます。
根管治療を受けることで、歯を抜かずに保存できる可能性が高まったり、痛みや不快感を軽減できたりします。歯の健康を守るために非常に重要な治療法といえるでしょう。
歯の根管治療が必要となるケース

歯の根管治療が必要になるケースは、主に以下の4つです。
根尖性歯周炎
根尖性歯周炎とは、歯周病や虫歯を放置した場合に炎症が歯の根の先端に到達し、周囲の骨まで炎症が広がっている状態です。噛むと痛みや違和感を覚える、歯茎から膿がでるなどの症状が現れます。
強い痛みなどを感じる場合もあり、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
歯髄炎
歯髄炎とは、虫歯が進行して歯髄にまで到達したり、外傷を受けたりして歯髄が炎症を起こした状態です。冷たいものや温かい物がしみたり、何もしていない状態でも鈍い痛みを感じたりする症状が現れます。
症状が軽度の場合は他の治療法で対応できる可能性がありますが、重度に進行した場合は根管治療が必要です。
歯髄壊死
歯髄炎を放置すると、歯の神経が死んだ状態(歯髄壊死)になります。温度や刺激を感じなくなるため、痛みはありません。
歯の色が変わってきたり、以前感じていた痛みを感じなくなったりしている場合は、歯髄壊死まで進行した可能性が高いでしょう。放置すると歯を残せなくなるので、速やかに歯科医院を受診しましょう。
外傷による歯の損傷
転倒や事故などで歯に強い衝撃が加わると、歯が割れたり歯髄にダメージが及んだりすることがあります。少し欠けた程度なら修復することが可能ですが、大きく歯が割れた場合や神経が壊死した場合は、根管治療が必要になります。
歯の根管治療の基本的な流れ

根管治療の基本的な流れは、以下の通りです。
- 感染部分の除去
- 根管の洗浄・消毒
- 仮のふたをする
- 根管充填
- 土台の形成・被せ物の装着
それぞれの工程でどのような処置が行われるか、事前に把握しておきましょう。
1.感染部分の除去
根管治療で初めに行われるのが、感染部分の除去です。麻酔で痛みを感じないようにしてから、歯に穴を開けて歯髄を露出させます。虫歯が原因で根管治療を行う場合は、虫歯になっている歯質も削って綺麗に整えます。
その後、ファイルやリーマーと呼ばれるまち針のような細い器具で、感染部分の歯髄を取り除きます。
2.根管の洗浄・消毒
感染部分の除去後に行われるのが、根管内の洗浄・消毒の作業です。根管内や感染部分の歯質を綺麗に洗います。洗浄完了後に、薬を入れて消毒を行います。
3.仮のふたをする
消毒薬を詰めた後は、新たな細菌が入らないように仮の蓋をします。仮のふたをしてから1週間ほど期間を空けて、洗浄〜消毒を繰り返します。完全に根管内が綺麗になるまで、最低でも2〜3回程度行います。
4.根管充填
根管内を完全に洗浄・消毒できたら、根管充填という処置を行います。綺麗になった根管にガッタパーチャというゴム状の樹脂を詰める処置です。
細菌の侵入を防ぐために、隙間なくしっかりと詰める必要があります。
5.土台の形成・被せ物の装着
根管治療後、問題がなければ土台を立てて被せ物(クラウン)を装着します。
歯の根管治療の費用と期間の目安

根管治療では洗浄〜消毒を繰り返すので「期間が長くなりそう」「費用はどれくらい?」など、気になる方も多いでしょう。ここでは、根管治療にかかる費用や期間の目安を、それぞれ紹介します。
根管治療にかかる費用の目安
根管治療の費用は、保険診療か自費診療かによって異なります。
保険診療の場合、3割負担の方だと3,000〜4,000円前後です。歯の根が複雑な形状をしている場合や重症化している場合などは、CT撮影などを行うため5,000円ほどプラスでかかるケースがあります。
一方、自費の場合は、1本あたり7万円〜15万円が一般的です。
自費診療は全額自己負担になるため費用が高額になりますが、保険診療では使用できない器具や薬剤を使用できるため、より精度の高い治療が可能です。
ただし、歯科医院が自由に価格を設定できるため、医院ごとに費用が異なります。また、使用する器具や薬剤、通院回数や被せ物(クラウン)の種類によっても変動するため、治療を受ける予定の歯科医院で相談しておく必要があるでしょう。
根管治療にかかる期間の目安
根管治療には、約1ヶ月〜1ヶ月半程度の治療期間を要します。1回あたり30分程度の治療で、平均すると約3〜5回程度の通院が必要です。
ただし、根管内の状態や細菌の種類、患者さまの体調などによって期間は変動します。2〜3回程度で終わる患者さまもいれば、5回以上の通院が必要な患者さまもいます。気になる方は、事前に担当の医師に確認しておきましょう。
自由診療を選択すれば、根管治療にかかる期間を大幅に短縮できるケースが多いです。保険診療では使用できる器具や材料だけでなく、1回あたりの治療時間などにも制限があります。
自由診療ではそれらの制限がなくなるため、1回あたりの治療時間を伸ばして通院回数を減らすことが可能な場合があるのです。治療期間を短くしたい方は、検討してみてはいかがでしょうか。
根管治療中は、定期的に受診して根管内の消毒を進めます。治療と治療の期間が長く空くと根管内の再感染を引き起こす可能性があるため、医師の指示に従って通院しましょう。1週間に1回程度を指示されることが多いです。
歯の根管治療をしないとどうなる?

根管治療をしない場合、考えられるリスクは以下の4つです。
- 痛みが増す
- 歯の色が変わる
- 周囲に炎症が広がる
- 歯を失う
放置した場合のリスクを、それぞれ詳しく解説します。
痛みが増す
根管治療をせずに長期的に放置すると、痛みが増していくでしょう。就寝時や安静にしているときでも強い痛みが生じるため、日常生活に支障が出る可能性も考えられます。
また、食べ物を噛んだ時に強い痛みを感じるケースもあるため、食事が楽しめなくなる可能性が高まります。
歯の色が変わる
根管治療をしない場合、歯髄が壊死して歯の色が変色し、黒や茶色っぽい色になるケースが多いです。歯髄が壊死した場所が奥歯なら目立ちませんが、前歯などの目立つ部分の歯髄が壊死すると非常に目立つ可能性が高く、気になる方が多いでしょう。
歯が変色することでコンプレックスになったり人前で笑えなくなったりする方もいるため、根管治療をせずに放置するのではなく、歯に異常が見られたら早急に歯科医院を受診しましょう。
周囲に炎症が広がる
歯髄の炎症が、周囲の骨や組織に広がる可能性もあります。歯を支えている骨が破壊されると歯が抜け落ちる可能性が高まり、日常生活に支障をきたします。
また、炎症が広がることで膿が溜まり、強い痛みや顔の腫れなどの症状が現れるケースもあります。
歯を失う
根管治療を行えば、ご自身の歯を残せる可能性があります。根管治療を行わずに放置すると、炎症が悪化して抜歯するしか選択肢がなくなるでしょう。
歯を失うと、入れ歯やブリッジ、インプラントなどの治療で歯を補わなければなりません。歯を補うための治療に費用がかかるので、経済的な負担も増加するでしょう。
また、歯を補う治療法はいくつかありますが、ご自身の歯に勝るものはありません。ご自身の歯を長く使うためには、根管治療が必要なのです。
まとめ

この記事では、歯の根管治療の具体的な治療内容、流れ、放置した際のリスク、費用・期間などについて解説しました。歯の根管治療は、歯を抜くリスクを軽減したり痛みを解消したり、患者さまが健やかな日常生活を守るために大切な治療です。
根管治療をせずに放置すると、歯を失うだけでなく日常生活に支障をきたす可能性があります。根管治療が必要になった場合は速やかに治療に専念し、ストレスのない日常が遅れるように努めましょう。
根管治療を検討されている方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちら、WEB予約・LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。