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2024/07/31 ブログ

矯正治療で使用するマウスピースのお手入れ方法!注意点も解説

こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

マウスピースのお手入れイメージ

マウスピース矯正では、取り外しができるマウスピースを毎日一定時間装着することで歯に力を加えて、少しずつ歯並びを整えます。マウスピースは食事する際や歯磨きをする際に取り外します。

マウスピース矯正では、毎日長時間装着するマウスピースを清潔に保つことは非常に大切です。

今回は、矯正治療のマウスピースのお手入れを怠った際のリスクや、マウスピースのお手入れ方法・頻度、お手入れの際の注意点などを解説します。

矯正治療で使用するマウスピースのお手入れを怠るリスク

マウスピースのお手入れを怠るリスクイメージ

実際にマウスピースをお手入れせず、放置しておくとどうなるのでしょうか。具体的には、以下のリスクが生じる可能性があります。

虫歯や歯周病になる可能性が高まる

マウスピースの清掃を怠ると、マウスピースの表面で細菌が繁殖します。細菌が繁殖したマウスピースを使い続けると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

マウスピースを装着していると、浄化作用を持つ唾液が口内に行き渡りにくく、何もつけていない状態よりも細菌が繁殖しやすくなるためです。歯磨きだけではなく、外した際はマウスピースのお手入れを欠かさないようにしましょう。

口臭の原因になる

マウスピースを不衛生な状態にしておくと、細菌が繁殖するため口臭の原因になることがあります。甘い飲み物、お茶、小さなおやつなどを口にする際も、必ずマウスピースを外すようにしましょう。

マウスピースから悪臭が発生し、装着が困難になる可能性もあります。

マウスピースが黄ばむ

紅茶やコーヒー、カレーなどを口にすると歯が着色することがありますが、矯正治療のマウスピースも同じように食べ物や飲み物の色素で黄ばむことがあります。透明のマウスピースが黄ばむと見た目に影響するので、お手入れを欠かさないようにしましょう。

マウスピースが破損するリスクがある

食べかすが歯についた状態でマウスピースを装着すると、マウスピースが傷ついたり、破損したりすることがあります。また、マウスピースをお手入れせずに放置しておくと、カビが生えることもあります。

マウスピースを外したらしっかりと歯を磨くこと、マウスピースをお手入れすることを欠かさないようにしましょう。

マウスピースが破損して使えなくなった場合は、マウスピースを作り直すことがあります。追加の料金が発生するだけでなく、作り直すために1ヶ月程度かかり、治療期間が延長されることもあります。

矯正治療で使用するマウスピースのお手入れ方法

マウスピースを洗浄している様子

矯正治療を滞りなく終わらせるためには、マウスピースのお手入れは欠かせません。少し面倒に感じるかもしれませんが、習慣化するようにしましょう。

マウスピースのお手入れ方法は、以下の通りです。

正しい方法でマウスピースを取り外す

矯正治療のマウスピースは薄く、柔らかいです。装着時に痛みを感じにくいですが、力を加えてしまうと、変形したり破損したりする可能性があります。特に、装着し始めたばかりの時は気をつける必要があります。

マウスピースは、左右どちらかの奥歯から外します。マウスピースと歯の間に指を引っかけて押し出し、マウスピースを浮き上がらせます。奥歯部分を外したら、前歯部分も外します。

マウスピースを洗う

マウスピースを洗う際は、水やぬるま湯を使います。変形する可能性があるため、熱湯は使用しないでください。指かやわらかい歯ブラシで、流水で優しく磨きます。歯磨き粉を使用する必要はありません。

マウスピースには細かい凹凸があるため、小さめの歯ブラシを使うと磨きやすいです。

専用の洗浄剤を使用する

黄ばみや汚れ、臭いが気になる場合は、マウスピース専用の洗浄剤を使用しましょう。洗浄剤で浸けおきする場合は使用上の注意を守り、推奨される時間内で漬けおきしてください。

マウスピースをすすぐ

洗浄したらマウスピースをすすぎます。特に、洗浄剤を使用した際は、成分が残らないようにしっかりすすぎましょう。

マウスピースを自然乾燥する

しっかりとすすいだら、清潔なタオルなどで水分を拭きとって自然乾燥させます。乾燥させずにケースに入れると、細菌が繁殖する可能性があります。

乾いたのを確認してから、ケースにしまってください。

マウスピースのお手入れを行う頻度

マウスピースのお手入れをする頻度イメージ

マウスピースのお手入れは、マウスピースを外すたびに行ってください。基本的には、指を使ってこすり、流水で洗い流すだけで問題ありません。

汚れが目につく時や臭いがある時などは、洗浄剤を使用しましょう。特に、汚れや臭いがない場合は週に1~2回ほど洗浄剤を使ってください。

マウスピースのお手入れをするときの注意点

マウスピースをお手入れする際の注意点を教えてくれる歯科医師

マウスピースが傷ついたり変形したりすると、治療に支障がでます。治療計画通りに歯が動かない、治療期間が延長されるといったことが考えられます。

マウスピースのお手入れする際には、以下の点に注意してください。

熱湯を使用しない

熱湯消毒のつもりで熱湯を使って洗浄すると良いのではと考える方もいるでしょう。

しかし、マウスピースは柔らかく薄く作られているため、熱湯を使うと形状が歪む可能性があります。変形したマウスピースは使用できなくなるので、水か40度未満のぬるま湯を使用してください。

研磨剤入りの歯磨き粉は使用しない

研磨剤入りの歯磨きを使用すると、マウスピースの表面が傷つく恐れがあります。目に見えない細かい傷でも、汚れや細菌が入り込んで虫歯や歯周病、口臭の原因になるかもしれません。

また、強力な洗剤や漂白剤を使用することにより、マウスピースの変色や劣化を引き起こす可能性もあります。洗浄剤を使用する場合は、マウスピース専用のものを選んで使用方法に従いましょう。

硬めのブラシを使用しない

マウスピースを洗浄する際に歯ブラシを使用する場合は、表面を傷つけないように柔らかいブラシを選んでください。マウスピース専用のブラシもあるので、マウスピース矯正を始めるタイミングで買い揃えるのも良いでしょう。

また、指で洗う際も、力をいれてごしごしこすらないようにしてください。

洗浄剤の使用方法を守る

マウスピースはお口の中に入れるものなので、化学物質に晒さないように注意を払いましょう。マウスピース専用の洗浄剤であっても、使用方法を守ることが重要です。

つけ置きタイプの場合、つけ置き時間を長くすれば汚れが落ちやすくなるのではと考えるかもしれませんが、規定の時間を守りましょう。使用方法を守ることで、マウスピースを傷めることなく快適に使用し続けられるようになります。

高速振動洗浄機の使用は避ける

洗浄する際に便利な高速振動洗浄機や超音波洗浄機ですが、マウスピースの素材によっては傷ついたり破損したりする原因になります。そのため、素材との適合性が確認できない場合は、使用しないほうがよいでしょう。

まとめ

お手入れされたマウスピース

矯正治療のマウスピースは、毎日使用し続けるものです。口内は温度変化が激しかったり飲食物によって酸性へと傾いたり、過酷な環境といえます。意識して取り扱わなければ、傷がついたり破損したりすることがあります。

普段から丁寧に扱い、メンテナンスを習慣にしましょう。特に、マウスピースをつけ始めた時は、着脱の際に傷つけることもよくあります。マウスピースを着脱する際は、時間に余裕をもたせましょう。

マウスピースのお手入れは必ず行いますが、ゴシゴシこすりすぎたり、マウスピース専用ではない洗浄を使用したりしないよう注意を払ってください。

あらかじめ歯科医師や歯科衛生士に、お手入れの際にどのような道具や洗浄剤を使うのがいいか聞いておきましょう。洗浄の方法についても指導してもらい、正しい方法で実践できるようにしてください。

万が一、マウスピースにヒビが入ったり破損したりした場合は、できる限り早めに歯科医院に相談してください。

マウスピース矯正を検討されている方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちらWEB予約LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

医院名 色川歯科医院
所在地 〒983-0023
宮城県仙台市宮城野区福田町1-10-37
TEL/FAX 022-259-4145
最寄り駅 JR仙石線「福田町」駅より徒歩4分
駐車場 8台
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