2026/01/07 ブログ
喫煙すると歯周病になるリスクが高くなるって本当?その理由と予防法も
こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

歯周病は、日本人の多くが悩まされている病気のひとつです。なかでも喫煙習慣のある方は、歯周病のリスクが高くなるとされています。
「タバコと歯周病は関係あるの?」「歯磨きをしていれば問題ないのでは?」と疑問に思う方もいるでしょう。
この記事では、喫煙が歯周病に与える影響や、禁煙による変化について解説します。歯周病を予防するための対策も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
歯周病とは

歯周病とは、歯と歯茎のすき間にたまったプラーク(歯垢)に含まれる細菌が原因で、歯茎や歯を支える骨に炎症が起こる病気です。初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行することも少なくありません。
炎症が進行して歯を支える骨にまで影響が及ぶと、歯がぐらつき、最終的には歯を失う可能性のある病気です。
近年では、歯周病菌が血流に入り込むことで、糖尿病や心疾患、脳梗塞などの全身疾患にも影響を及ぼすと指摘されています。口の中だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすおそれがあるのです。
喫煙すると歯周病のリスクが高まる理由

喫煙すると歯周病になるリスクが高まるだけでなく、歯周病を悪化させる要因になるといわれています。ここでは、喫煙によって歯周病のリスクが高まる理由について解説します。
血流が悪くなる
ニコチンは、歯周病のリスクを高める要因のひとつです。ニコチンには血管を収縮させる作用があり、血流が悪くなって歯周組織に酸素や栄養が届きにくくなります。
血流が低下した歯茎は、炎症が起きても修復されにくく、細菌への抵抗力も弱まります。その結果、歯周病が進行しやすくなり、治療を行っても回復しにくくなるのです。
免疫機能が低下する
喫煙は、体の免疫機能にも悪影響を及ぼします。歯周病の原因となる細菌に対抗する白血球の働きが低下するため、細菌が増殖しやすくなるのです。
免疫力が落ちると、歯茎の炎症を抑え込む力が弱まり、歯周ポケット内で細菌が活発に活動しやすくなります。その結果、歯周病が重症化しやすく、進行のスピードも早まる可能性があります。
歯にヤニがつく
喫煙すると、タバコに含まれるタールがヤニとして歯の表面に付着します。ヤニは粘着性が高いため、歯の表面がざらつき、プラーク(歯垢)や細菌が付着しやすくなります。
その結果、歯茎が炎症を起こしやすくなり、歯周病のリスクが高まります。
歯周病の症状に気づきにくくなる
喫煙者は、歯周病の初期症状に気づきにくいといわれています。ニコチンの影響で歯茎の血管が収縮し、歯茎の腫れや出血といった炎症のサインが現れにくくなるためです。
歯周病になっていても、「痛みがない」「出血しない」といった理由で放置しているケースも少なくありません。自覚症状が出たときには、すでに歯周病が重度に進行していて治療が難しくなることもあります。
喫煙が歯周病治療に与える影響

喫煙は歯周病の発症リスクを高めるだけでなく、治療の経過や結果にも大きな影響を及ぼします。ここでは、喫煙が歯周病治療にどのような悪影響を与えるのかを解説します。
治療効果が出にくくなる
歯周病治療では、歯周ポケット内のプラークや歯石を除去することで炎症を抑え、歯茎の回復を促します。しかし、喫煙を続けていると歯茎の血流が悪くなり、歯茎の回復に必要な酸素や栄養が十分に届きません。
その結果、治療後も歯茎の腫れが治りにくかったり、歯周ポケットがなかなか浅くならなかったりすることがあります。非喫煙者と比べて、同じ治療を行っても回復までに時間がかかる傾向があるのです。
歯周病が再発しやすくなる
喫煙者は、歯周病が再発しやすいことも知られています。たばこに含まれる有害物質によって免疫機能が低下した状態が続くと、治療によって一時的に炎症が落ち着いても、再び細菌が増殖しやすくなるためです。
また、歯茎の炎症や出血といった初期症状が現れにくいため、再発に気づくのが遅れることもあります。その結果、気づいたときには歯周病が進行しており、再治療が必要になるケースも少なくありません。
禁煙すると歯周病リスクは下がる?

結論からいうと、禁煙によって歯周病のリスクは下げられます。すでに歯周病がある場合でも、禁煙することで進行を抑えたり、治療効果を高めたりできるでしょう。
禁煙をすると、まず口腔内の血流が徐々に改善していきます。喫煙によって収縮していた血管が元の状態に近づくことで、歯茎に酸素や栄養が行き届きやすくなり、健康な状態を保ちやすくなるのです。
その結果、歯茎の色がくすんだ紫色から、ピンク色に近づいたり、歯茎の腫れが引いたりといった変化が見られることがあります。歯磨きの際に出血しやすくなる場合がありますが、血流が回復し、炎症のサインが表に出てきた状態です。
適切なブラッシングや歯科医院でのケアを続けると、歯茎は徐々に引き締まり、安定していくでしょう。
歯周病を予防するためにできること

ここからは、歯周病を予防するためにできることについて解説します。
禁煙する
上述したとおり、すでに歯周病になっている場合でも、禁煙によって歯茎の状態が改善することがわかっています。禁煙をすると、歯茎の血流が徐々に改善し、酸素や栄養が行き渡りやすくなります。
その結果、炎症が起こりにくくなり、歯茎の腫れや出血といった歯周病の症状も落ち着きやすくなるのです。また、体の免疫機能が本来の働きを取り戻すことで、歯周病菌に対する抵抗力も高まります。
さらに、禁煙後は歯科治療や歯石除去、歯周病治療の効果が出やすくなることも大きなメリットです。インプラント治療や外科的処置を行う際にも、禁煙しているほうが歯茎が回復しやすくなる傾向にあります。
すぐに完全な禁煙が難しい場合でも、喫煙本数を減らすだけでも歯周病リスクの軽減につながります。 歯周病の進行を抑え、将来的に歯を守るためにも、できる範囲から禁煙に取り組んでいきましょう。
歯磨きを丁寧に行う
歯周病の直接的な原因は、歯の表面や歯と歯茎の境目にたまるプラーク(歯垢)です。歯周病のリスクを減らすには、毎日の歯磨きを丁寧に行い、プラークをしっかり除去することが大切です。
特に、歯と歯茎の境目や歯並びが重なっている部分、奥歯の周囲は磨き残しが多くなりやすい箇所です。デンタルフロスや歯間ブラシも活用しながら丁寧に磨きましょう。鉛筆のように歯ブラシを持って軽い力で小刻みに動かすことも、効率よく汚れを落とすコツです。
定期的に歯科検診を受ける
セルフケアだけでは、歯石や歯周ポケットの奥にたまった汚れを完全に取り除くことは難しいです。初期の歯周病は自覚症状がほとんどないため、気づいたときには進行しているケースも少なくありません。
歯科医院では、専門的なクリーニングに加え、歯周病のチェックやブラッシング指導を受けられます。定期検診で歯周病を早期発見できれば、進行を食い止められる可能性も高まるでしょう。
喫煙習慣がある方や、過去に歯周病を指摘されたことがある方は、特に意識して定期的な受診を心がけましょう。
まとめ

喫煙は、歯茎の血流低下や免疫機能の低下を引き起こし、歯周病のリスクを高めることがわかっています。また、歯周病の症状に気づきにくくなることで、歯周病が重症化しやすいのも喫煙者の特徴です。
喫煙を続けていると、歯周病治療をしてもなかなか改善しなかったり、再発しやすくなったりすることもあります。一方で、禁煙すると歯茎の状態が改善し、歯周病治療の効果を得やすくなることもわかっています。
将来の歯と全身の健康を守るためにも、できることから対策を始めましょう。
歯周病にお悩みの方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちら、WEB予約・LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。






