2025/11/26 ブログ
入れ歯が合わない原因と対処法|放置すると起こるトラブルとは
こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

「最近、入れ歯が合わなくて痛い」「新しく作った入れ歯なのになぜか痛みがある」など、お悩みや疑問をお持ちの方もいるかもしれません。
この記事では、不適合な入れ歯によって生じる症状や、その背景にある要因、放置した場合に起こりうる影響について解説します。さらに、入れ歯が合わないときの適切な対処法も紹介していますので、快適な生活を取り戻すための第一歩を踏み出してみてください。
入れ歯が合わない場合に現れる症状

最初は装着時の些細な違和感であっても、放置すると日常生活に支障をきたすほどの問題へと発展することがあるため注意が必要です。ここでは、入れ歯が合わない場合に現れる代表的な症状を紹介します。
痛みや違和感が続く
代表的な症状として挙げられるのが、歯ぐきや口腔粘膜への痛み、圧迫感です。入れ歯が強く接触することで、炎症や潰瘍を引き起こすケースも珍しくありません。
とくに、食事中や会話中に痛みが強くなる場合は、入れ歯の形状や噛み合わせに問題がある可能性が高いでしょう。
食事がしづらくなる
入れ歯が安定していないと、食べ物をしっかりと噛み砕くことができません。噛むたびにグラグラと動いたり、特定の部位に力が集中したりするため、無意識のうちに噛む回数が減ったり、柔らかいものばかりを選ぶようになったりします。
これにより、食事に時間がかかる、食事をすると疲れる、十分に栄養を摂取できないといった問題が生じることがあります。
発音が不明瞭になる
入れ歯が合っていないと、息が漏れたり、舌の動きが制限されたりして、発音が不明瞭になることがあります。とくに、サ行やタ行など、舌の位置が重要となる音が発しづらくなる傾向があり、会話に支障が出ると対人関係にも影響することがあります。
顔の印象が変わる
人工歯の並び方や土台の厚みが適切でない場合、口元が不自然に見えることがあり、顔全体の輪郭にも影響を及ぼします。また、歯を失った後に顎の骨が吸収されているにもかかわらず、古い入れ歯を使い続けていると、唇や頬を内側から支える力が弱まり、口元がたるんだように見えることがあります。
このような外見的変化は、実際の年齢以上に老けて見える要因となり、本人の自己肯定感や社会的交流にも支障をきたす恐れがあります。そのため、見た目に違和感が生じた時点で早めに歯科医院に相談することが大切です。
入れ歯が合わない原因

入れ歯が合わなくなる背景には、さまざまな要因が絡んでいます。原因を正しく理解することで、適切な対処や予防につながります。
顎の骨や歯ぐきの変化
入れ歯は、顎の形や歯ぐきの状態に合わせて作られますが、使用しているうちに加齢や歯の喪失によって顎の骨が痩せたり、歯ぐきの形が変化したりしていきます。
しかし、入れ歯は樹脂などの素材でできているため、こうした変化に自然には対応できず、入れ歯が合わなくなっていくのです。とくに総入れ歯の場合、顎の骨の吸収が進むと、安定性が著しく低下し、最初はしっかり装着できていても次第に浮きやすくなることがあります。
入れ歯の素材・形状の問題
入れ歯は使用する素材によって、弾力や適合性が異なります。たとえば、保険適用のレジン床義歯は軽量でコストを抑えられますが、強度を確保するために厚みが必要となるため、その分、口腔内での違和感や重さが生じることがあります。
一方、自費診療の金属床義歯やシリコン義歯は、薄くて丈夫なため、フィット感に優れています。とくにシリコン義歯は柔軟性があり、粘膜へのやさしい接触が期待できます。設計が不適切な場合には、かえって違和感や不快感を生じることもあるため、精密な調整が重要です。
入れ歯の摩耗や変形
長期間入れ歯を使用していると、人工歯の摩耗や床部分の変形が起こることがあります。これにより噛み合わせがズレたり、浮いたりすることがあり、快適な装着感が失われます。
素材の劣化も入れ歯の安定感に影響するため、定期的な点検が必要です。
噛み合わせの不調和
入れ歯を作製する際、噛み合わせの調整は非常に重要です。
しかし、初回の調整が不十分だった場合や、口腔内の変化により噛み合わせがズレた場合、入れ歯が合わなくなります。噛み合わせの不調和は、顎関節や筋肉にも負担をかけるため、早期の対応が求められます。
清掃不足による汚れの蓄積
清掃が不十分だと、歯垢や食べかすが付着し、入れ歯の密着性が低下します。これにより、入れ歯が浮いたり、口臭の原因になったりすることがあります。清潔な状態を保つことは、快適な使用感を維持するためにも欠かせません。
使用時や保管方法の誤り
入れ歯を落として変形させたり、熱湯で洗って変質させたりすると、微妙な歪みが生じて適合が悪くなります。また、乾燥した状態で放置すると樹脂が変形することがあり、再び装着した際にフィットしにくくなる可能性もあります。
入れ歯が合わないまま使い続けるリスク

入れ歯の不具合を我慢して使い続けることは、口腔内だけでなく全身にも悪影響を及ぼす可能性があります。
口内炎や傷の慢性化
入れ歯が粘膜を刺激し続けると、炎症や潰瘍が発生します。これが慢性化すると、口腔内の感染症や口内炎の原因となり、治療が長引くこともあります。とくに高齢者や糖尿病の方は、治癒力が低下しているため注意が必要です。
噛み合わせの悪化と顎関節への負担
噛み合わせがズレた状態のまま使用していると、顎の関節に負担がかかって、顎関節症を引き起こすことがあります。口を開けるときに音が鳴る、顎が痛む、開閉がしづらいなどの症状が現れた場合は、早急な対応が必要です。
食事・栄養への影響
食事がしづらくなることで、柔らかいものばかりを選ぶようになり、栄養バランスが偏る可能性もあります。また、咀嚼が不十分なまま飲み込むことで、消化器官に負担がかかり、胃腸の不調を招くケースも考えられます。
精神的ストレスの増加
入れ歯の不快感が続くと、食事や会話に対するストレスが蓄積され、外出や人との交流を避けるようになる方もいます。これが長期化すると、孤立感やうつ症状につながることもあるため、心身の健康を守るためにも早めの対処が重要です。
入れ歯が合わない場合の対処法

入れ歯が合わないとき、どのように対処すればよいのでしょうか。ここでは、入れ歯が合わないときの対処法をご紹介します。
歯科医院での調整・再作製
まずは歯科医院で入れ歯の状態を診てもらいましょう。歯ぐきの形や噛み合わせを診断したうえで、調整や再作製が行われます。とくに顎の骨が大きく変化している場合は、新しい入れ歯の作製が必要になることがあります。
定期的なメンテナンスの重要性
入れ歯は作って終わりではなく、定期的なメンテナンスが欠かせません。半年〜1年に一度は歯科医院で点検を受け、摩耗や変形、噛み合わせのズレをチェックしてもらうことで、長く快適に使い続けられるでしょう。
入れ歯用のケア用品を活用する
市販の入れ歯安定剤や専用ブラシ、洗浄剤などを活用することで、入れ歯の密着性や清潔さを保ちやすくなります。
ただし、安定剤はあくまで一時的な補助であり、根本的な解決にはなりません。長期間の使用は、かえって入れ歯と歯ぐきの間に不自然な厚みを生じさせ、噛み合わせの悪化を招くこともあります。そのため、使用する際は歯科医師の指導を受けることが望ましいでしょう。
就寝時は入れ歯を外す
入れ歯を一日中装着し続けると、歯ぐきが常に圧迫され、血流が悪くなります。これにより、歯ぐきの炎症や粘膜のトラブルが起こりやすくなります。
就寝時には入れ歯を外し、歯ぐきを休ませる時間を設けることが大切です。外した入れ歯は乾燥を防ぐために、水や洗浄液に浸けて保管しましょう。
自費診療による選択肢も検討する
保険診療の入れ歯で満足できない場合、自費診療の入れ歯も選択肢になります。金属床義歯は薄くて軽く、熱を感じやすいため自然な感覚に近く、シリコン義歯は柔らかく吸着性が高いのが特徴です。
患者さま一人ひとりの口腔状態に合わせて、より快適な装着感を得ることが可能です。
他の治療法も視野に検討する
入れ歯がどうしても合わないという方には、インプラントやブリッジといった他の歯を補う治療方法も選択肢となります。
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む治療法で、ブリッジは、失った歯の両隣の歯を土台にして歯を補う被せ物です。入れ歯に限らず、他の治療法も視野に入れて検討することで、より自分に合った方法が見つかるかもしれません。
ただし、これらの治療法には適応条件があり、顎の骨の状態や全身の健康状態、費用面などを総合的に考慮する必要があります。
まとめ

入れ歯が合わない原因は、顎の形の変化、噛み合わせのズレ、素材の劣化や不適切な保管方法など多岐にわたります。違和感や痛みを我慢して使い続けると、口内炎や顎関節症、栄養不足などの二次的なトラブルを引き起こすことがあります。
入れ歯に不調を感じたら、我慢せず早めに歯科医院で相談することが最も重要です。
適切な調整や新しい入れ歯の作製によって、再び快適に食事や会話を楽しむことができるでしょう。この記事を参考に、ご自身に合った入れ歯ケアを見直し、快適な毎日を取り戻してください。
入れ歯の装着感にお悩みの方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちら、WEB予約・LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。






