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2025/10/29 ブログ

根管治療は何回かかる?回数の目安と治療の流れ

こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

歯と神経のイメージ

根管治療は、虫歯が深く進行して神経に達したときや、歯の内部に細菌感染が起こったときに行われる重要な処置です。「何回の通院が必要なの?」「根管治療ってどんな流れで進められるの?」と疑問や不安を持つ方も多いでしょう。

この記事では、根管治療の回数や、通院回数を減らすポイントについてわかりやすく解説します。

根管治療とは

根管治療のイメージ

根管治療とは、虫歯や外傷などによって歯の神経近くまで細菌感染が進行した際に行う治療のことです。根管内を消毒・清掃しなければならないため、治療にはある程度の時間がかかることが一般的です。

根管治療によって状態を改善し、歯を残すために行われます。

根管治療の目的

根管治療は、感染源を的確に除去し、その後の歯の寿命を延ばすために行われます。根管治療の主な目的は、以下の3つです。

感染の除去

根管治療の最も重要な目的は、根管内に存在する細菌を徹底的に除去することです。感染した部分を放置すると、炎症が周囲の組織に拡大し、さらなる痛みや腫れ、最終的には歯の喪失に至る可能性があります。

根管内は非常に複雑な構造であるため、専用の器具と薬剤を使用して、目に見えない微細な部分まで確実に清掃を行います。

再感染の予防

根管治療後も、再び細菌感染を起こすリスクはゼロではありません。特に、補綴物に不具合があったり、歯周病の進行があったりすると、再感染を起こします。そのため、定期的に歯科医院でチェックを受けることが大切です。

根管治療の回数はどれくらい?

根管治療の回数はどれくらいか考えるイメージ

根管治療は、虫歯が歯の神経まで進行した方が受ける治療です。歯の内部にある神経や血管を除去し、洗浄・消毒してから薬剤を詰めて封鎖します。感染源や汚染された組織を完全に除去し、薬剤を詰めるまでには、一般的には3~5回程度の通院が必要でしょう。

ただし、歯の構造や状態によって治療にかかる回数には個人差があり、5回以上通院する必要があるケースも存在します。

回数が増えるケース

根管治療の回数が増えやすいのは、以下のケースです。

根管の形態が複雑な場合

根管の形態が複雑な場合、治療に時間がかかって回数も増えます。特に、奥歯は歯の根の数が多く、形も複雑なため治療回数が増加する傾向があります。

また、根管が通常よりも長かったり、根管が曲がりくねったりしている場合にも、治療に時間と回数がかかる可能性があります。

感染の程度が重度な場合

感染が重度の場合、根管内に非常に多くの細菌が存在しており、徹底的な消毒と洗浄が必要になります。そのため、治療回数が増えることが多いです。

治療途中で問題が発生した場合

治療途中でさまざまな問題が生じる場合、治療がストップしてやり直しが必要になるケースがあります。例えば、通院間隔が開きすぎて根管内で細菌が増殖すると、治療を一からやり直さないといけないかもしれません。治療途中に痛みを伴うようになった場合は、痛みが落ち着くまで処置を中断することもあるでしょう。

根管治療の流れ

根管治療中の患者

根管治療は通院回数が多いため、治療の全体像を知りたいという方も多いのではないでしょうか。ここでは、一般的な根管治療の流れをご紹介していきます。

初診と診断

最初の診察では、患者さまの主訴を確認し、レントゲン撮影やCT検査などを行い、根管の状態と感染の広がり具合を確認します。根管治療が適応となるかどうかを判断し、治療計画を立てて説明します。

不明点などがある場合はしっかり確認し、治療の方向性に納得した上で進めることが大切です。

清掃と消毒

専用の器具を使用して、根管内を清掃していきます。感染した組織や細菌を取り除き、根管内を清潔にするために非常に重要なステップです。

根管内の清掃と消毒は、複数回に分けて行われるのが一般的です。3〜5回ほどの時間をかけて、丁寧に根管内を綺麗にしていきます。

根管内に消毒薬を入れて1週間ほど置き、薬剤を入れ替えながら消毒を進めていきます。これによって、清掃だけでは落とせない細菌へアプローチでき、細菌の数を減らすことができるのです。

薬剤の充填

根管内が完全に清掃・消毒されたら、根管内に特殊な薬剤を充填します。充填剤は、根管内の隙間を埋めることで、細菌の侵入を防ぐ役割を果たしてくれます。充填が不十分だと再感染を引き起こす原因となるため、適切に充填する必要があります。

隙間なく薬剤を詰められているか確認するために、レントゲン撮影などを実施するケースもあります。

被せ物の装着

根管治療をおこなった歯はもろくなっているため、被せ物をして歯を補強します。土台を立てて作成した被せ物を装着し、問題がなければ治療は終了です。

保険適用の被せ物には、銀歯や硬質レジン前装冠があります。自費の被せ物には、オールセラミックやジルコニア、e-maxなどが挙げられるでしょう。選択する素材によって費用や耐久性、見た目が異なるため、歯科医師と相談しながらご自身に合ったものを選択してください。

根管治療の回数を減らすためにできること

定期歯科検診のイメージ

根管治療にかかる回数は、症例によって大きく異なります。では、どうすれば根管治療の回数を少なくできるのでしょうか。

以下に、根管治療にかかる回数を減らすためにできることや、意識すべきポイントなどを解説します。

早期発見と早期治療

虫歯が神経まで達する前に治療することが、結果として根管治療の回数を減らすことにつながります。虫歯は初期段階では痛みが出にくいため、気づかないまま進行することも少なくありません。

しかし、定期的に歯科医院で検診を受けていれば、早期に発見して治療できる可能性が高くなります。また、日頃から自分の口腔内の状態に関心を持ち、少しでも違和感があれば早めに受診することが重要です。

虫歯を早期に発見できれば、根管治療そのものを避けられる可能性もあるでしょう。虫歯の進行を予防することは、虫歯の治療にかかる負担を減らすことにもつながるのです。

高度な技術と設備を有する歯科医院の選択

根管治療の回数を減らすためには、高度な技術と設備を有する歯科医院を選択することも重要です。根管は非常に細く、目視で細部まで確認するのは困難です。

自費診療になることが多いですが、マイクロスコープなどで拡大視野下での治療を行えば、治療の精度を高められるでしょう。また、根管の複雑な形態に対応できる高精度な器具を使用することで、治療回数を減らせるかもしれません。

定期的なメンテナンスと生活習慣の見直し

治療後のケアを怠ると、再感染のリスクが高まります。食生活や喫煙習慣なども口腔内の健康に影響するため、生活習慣の見直しも必要といえるでしょう。

さらに、治療後は定期検診を受けることで、再発や新たな問題の早期発見につながります。歯科医師の指示に従い、継続的なケアを行うようにしてください。

2回目の根管治療は複雑になりやすく、回数も増える傾向があるので、再治療のリスクを減らすことを意識しましょう。

まとめ

根管治療を完了した笑顔の男性

根管治療は、虫歯が神経まで達した際に、歯を保存するために必要な治療です。一般的には3〜5回程度の治療回数が必要ですが、感染の広がりや歯の形状、治療の精度によって増えることもあります。

根管治療の精度を高めるには、高度な医療機器を導入している歯科医院を選ぶことが大切です。また、虫歯を早期に発見・治療することで、根管治療自体を避けられる可能性もあります。少しでも気になる症状がある場合は、できるだけ早めに歯科医院を受診しましょう。

根管治療を検討されている方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちらWEB予約LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

医院名 色川歯科医院
所在地 〒983-0023
宮城県仙台市宮城野区福田町1-10-37
TEL/FAX 022-259-4145
最寄り駅 JR仙石線「福田町」駅より徒歩4分
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