2025/07/23 ブログ
すきっ歯矯正で笑顔に自信を取り戻す!治療法や費用を解説!
こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

すきっ歯でお悩みの方にとって、人前で笑うことや話すことがストレスになっている場合が多くあるでしょう。前歯の隙間は特に目立ちやすく、コンプレックスを感じている方も少なくありません。
しかし、現在では多くの矯正方法があり、効果的にすきっ歯を改善することが可能です。
本記事では、すきっ歯を矯正する方法や治療期間、費用などについて詳しく解説します。
目次
すきっ歯とは

すきっ歯とは、歯と歯の間に隙間が生じている歯並びの状態を指し、専門的には空隙歯列と呼ばれます。歯と歯の間の隙間が2mm以上ある場合にすきっ歯と判断されることが多いでしょう。
また、上の中央の前歯2本に隙間がある状態を、正中離開と呼びます。上の前歯に隙間が生じると目立ちやすいため、コンプレックスとなりやすいです。
すきっ歯が発生する主な原因
すきっ歯が生じる原因は多岐にわたります。あごの大きさと歯のサイズの不一致が原因となって起こるケースが多いです。また、歯のサイズに対してあごが大きすぎる場合も歯列全体に隙間が生じやすくなるでしょう。
後天的な理由として生活習慣も深くかかわります。口周りの筋肉が弱い方や、舌を前に出す癖がある方など口輪筋の機能不全から起こるケースも少なくありません。特に舌を前に突き出す癖がある方は、その圧力により前歯が前方に押し出され、隙間が拡大していく傾向にあります。
また、上唇小帯の低位付着によってすきっ歯になることもあるため注意が必要です。上唇小帯とは、上唇と歯茎をつなぐ筋状の組織で、これが前歯の間まで伸びていると、歯と歯の間に隙間ができることがあります。
なかには、成人になってからすきっ歯が悪化する場合も少なくありません。歯周病による歯茎の退縮や、加齢による歯の移動、不適切な舌癖の継続などが原因となることがあります。
すきっ歯を放置するリスク

すきっ歯は単なる見た目の問題だけだと思ってはいませんか。実際には口内や全身にさまざまな影響を与える可能性があるため、早期の対応が重要となります。ここでは、すきっ歯を放置することで生じるリスクについて解説します。
咀嚼機能の低下
すきっ歯を放置すると、咀嚼機能が低下するリスクがあります。歯と歯の間に隙間があると食べ物がしっかり噛み切れなかったり、食べ物を細かくすり潰すことができなかったりする可能性があるでしょう。
咀嚼機能の低下は、食事の質に直接影響を与えます。食べ物をしっかりと噛まずに飲み込むと、胃腸に負担がかかるでしょう。これによって、消化不良や胃腸の不調を引き起こす可能性があります。
硬い食材や繊維質の多い野菜などは、適切に噛み切ることが困難になり、食事のバランスにも影響を与える恐れがあります。これにより、栄養摂取の偏りや食事の満足感の低下につながることもあるでしょう。
発音・コミュニケーションへの影響
すきっ歯による発音障害は、日常生活において深刻な問題となるでしょう。歯と歯の間に隙間があると空気が漏れて、滑舌が悪くなることがあります。
発音は、舌と歯の適切な位置関係が重要ですが、隙間があることで正確な発音が困難になる可能性が高いです。そのため、人前での発表や電話での会話、接客業務などにおいて自信を失う可能性があります。
発音の問題は、プライベートな会話だけでなく、ビジネスシーンで大きな影響を与える可能性もあるでしょう。明瞭な発音ができないことで、コミュニケーション能力に対する自己評価が下がり、社会生活における積極性の低下につながることも懸念されます。
口腔衛生状態の悪化
すきっ歯の場合、ブラッシングの際に工夫が必要です。すきっ歯の場合、歯と歯の間に食べカスが詰まりやすいです。食べかすが詰まった状態を放置すると、細菌が繁殖し、虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。
また、歯間に蓄積した汚れは、口臭の原因にもなります。細菌の繁殖によって生成される揮発性硫黄化合物は不快なにおいを発し、周囲の方に不快感を与えかねません。
さらに、慢性的な歯肉炎や歯周病は、全身の健康状態にも影響を与えることが知られており、心疾患や糖尿病などとの関連性も指摘されています。歯周病が進行すると歯茎の退縮が起こり、すきっ歯がさらに悪化する悪循環に陥る可能性もあるでしょう。
心理的・社会的な影響
すきっ歯の場合、見た目がコンプレックスになりやすいです。そのため、心理状態に深刻な影響を与えることがあります。
特に思春期などの外見への意識が高まる時期において、すきっ歯は自己肯定感の低下や社会的な不安を引き起こす要因となる可能性があります。すきっ歯が原因で人間関係の構築に大きな影響を与える可能性もあるでしょう。
自然な笑顔ができないことで、相手に与える印象が変わり、コミュニケーションの質が低下する恐れもあります。職業によっては、外見や話し方が評価に直結する場合もあるでしょう。
接客業や営業職、講師業などでは、明瞭な発音と自信に満ちた笑顔が重要な要素となります。すきっ歯による影響は職業選択やキャリア形成にもかかわる可能性があるのです。
大人のすきっ歯はどうやって矯正する?

成人のすきっ歯治療には、さまざまな選択肢があります。ご自身のライフスタイルや予算などに合った方法を選択することが大切です。ここでは、すきっ歯を治療する方法をご紹介します。
ワイヤー矯正
従来からの矯正治療法であるワイヤー矯正は、確実性の高い治療法として現在でも多くの症例で選択されています。
表側矯正と裏側矯正があり、ライフスタイルや希望、予算に応じて選択できます。表側矯正は最も一般的な方法で、歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーで歯を移動させます。治療効果が高く、様々な症例に対応可能ですが、装置が目立ちやすいという欠点があります。
一方、裏側矯正は歯の裏側に装置を取り付けるため、外見上は矯正していることがほとんどわからないという利点があります。
マウスピース矯正
昨今、人気の高い治療法のひとつがマウスピース矯正です。透明で目立ちにくい装置を使用するため、社会人の方にも選択されています。
マウスピース矯正の最大の利点は、装置の取り外しが可能な点です。食事や歯磨きの際には外すことができるため、口腔衛生の維持が容易で、食事制限もほとんどありません。また、金属アレルギーの心配がなく、装置による口内炎などのトラブルも少ないという特徴があります。
定期的にマウスピースを交換することで、段階的に歯を理想的な位置へ移動させていきます。
セラミック矯正
矯正治療以外の選択肢として、セラミッククラウンによる審美治療があります。この方法は、歯を削ってセラミック製の被せ物を装着し、隙間を埋める治療法です。
セラミック矯正の最大の利点は治療期間の短さです。通常2~3回の通院で治療が完了し、美しい歯並びを得ることができます。また、同時に歯の色調や形態も理想的に改善できるため、総合的な審美性の向上が期待できます。
ただし、健康な歯質を削る必要があるため、長期的な歯の健康を考えると慎重な判断が必要です。また、将来的にセラミックの交換が必要になる可能性があることも考慮すべきでしょう。
大人のすきっ歯を治す場合の期間

大人がすきっ歯を治療する場合どれくらいの期間がかかるのか気になっている方も多いでしょう。以下に、すきっ歯の治療期間の目安をご紹介します。
ワイヤー矯正の治療期間
軽度のすきっ歯であれば部分矯正の適応となるケースが多いです。部分矯正の場合は3か月程度、平均的には6か月〜1年程度で改善が期待できます。ワイヤー矯正は矯正力が強く、確実な歯の移動が可能なため、短期間での効果が見込めます。
奥歯の噛み合わせに問題がある場合や、隙間が広範囲にわたる場合は全体矯正が必要になります。この場合は1年半〜3年程度かかるでしょう。
マウスピース矯正の治療期間
マウスピース矯正の部分矯正の治療期間は4〜10か月程度が一般的です。症状が軽度な場合には、3か月程度で改善することもあります。
全体矯正の場合は2〜3年程度を要することが多く、より長期的な治療計画が必要です。治療開始前の精密検査によって、正確な治療期間が提示されるでしょう。
セラミック矯正の治療期間
セラミック矯正ですきっ歯を治す場合にかかる期間は、1〜2か月程度です。ワイヤー矯正やマウスピース矯正のように装置を使用して歯を動かすことはしないため、短期間で治療が終了します。
大人のすきっ歯を治す場合の費用

すきっ歯を矯正する場合にかかる費用は、治療方法によって大きく異なります。以下に、治療法別の費用相場をご紹介します。
ワイヤー矯正の費用
表側矯正の部分矯正の場合、30万〜50万円程度が相場となっています。奥歯を含む全体矯正が必要な場合は80万〜150万円ほどが相場です。
裏側矯正を選択する場合は、技術的な難易度が高いため、費用も部分矯正で40万〜70万円ほど、全体矯正で100万〜170万ほどと高くなる傾向があります。
マウスピース矯正の費用
マウスピース矯正では、部分矯正で30万〜60万円程度で治療が可能です。全体矯正では60万〜100万円程度の費用がかかります。
セラミック矯正の費用
セラミック矯正ですきっ歯を治す場合にかかる費用は、1本あたり5万〜20万円程度です。正中離開の場合は前歯2本を治療することになるため、2本分の費用がかかります。複数本の歯を治療する場合には、それぞれに費用がかかることを理解しておきましょう。
まとめ

すきっ歯を矯正する方法にはいくつかあり、ライフスタイルやご希望に合わせた治療が可能です。部分矯正であれば短期間かつリーズナブルな費用で改善できることが多く、マウスピース矯正なら目立ちにくい治療も実現できます。
重要なのは、信頼できる歯科医師のもとで治療を受けることです。すきっ歯でお悩みの方は、まずは歯科医院で診査を受けてみてはいかがでしょうか。
歯列矯正を検討されている方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちら、WEB予約・LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。