2025/04/16 ブログ
セラミック治療後にメンテナンスを受ける理由!歯科医院で行うことも
こんにちは。仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」です。

セラミックの歯は、見た目が自然で耐久性に優れていることから、多くの人に選ばれています。
しかし、治療を受けたあともセルフケアや歯科医院の定期メンテナンスは必要不可欠です。セラミック歯は長持ちしますが、適切にケアをしないと、早期にトラブルが発生する可能性があります。
本記事では、セラミック治療後に歯科医院でおこなうメンテナンスの重要性について解説します。セラミック治療を検討中の方はぜひ、参考にしてください。
目次
セラミック治療後にメンテナンスを受ける理由

セラミックの歯は見た目が美しく、耐久性も高いことで人気です。
しかし、セラミック歯のケアを怠ると、歯の健康に影響を及ぼすことがあります。メンテナンスを定期的に受けることは、セラミックの歯を長持ちさせるためにも非常に重要です。なぜ治療後にメンテナンスが必要なのか、その理由を解説します。
虫歯のリスクが軽減する
セラミックは人工物のため虫歯にはなりません。
しかし、プラークや食べカスがセラミックの表面に残ると、土台となる天然の歯が虫歯になる可能性があります。ふだんの歯磨きですべての汚れを落とすのは難しいといわれています。
歯科医院でメンテナンスを受けることで、プラークや歯石を取り除き清潔な状態に保てるため、結果として歯の健康を守ることにつながります。
破損のリスクが軽減する
噛み合わせは加齢などによって変化します。噛み合わせが変化するとセラミックの歯がすり減ったり、破損したりする可能性があるでしょう。これらを防ぐためにも、セラミック治療後も定期的に歯科医院を受診してメンテナンスを受けることが重要なのです。
歯科医院のメンテナンスでは、噛み合わせやセラミック歯の状態を確認し、必要に応じて処置を行います。問題があれば早期に対処できるため、大きなトラブルを未然に防ぐことが期待できます。
歯科医院のメンテナンスでは何をする?

歯科医院でおこなわれるセラミック歯のメンテナンスでは、患者さんのお口の状態に合わせたさまざまな処置がおこなわれます。具体的にどのようなことがおこなわれるのか、主な内容をご紹介します。
歯石とプラークの除去
セラミック歯は、銀歯と比較して汚れが付きにくいといわれています。
しかし、プラークなどの汚れが全く付着しないわけではありません。ケアを怠ると汚れは蓄積します。そのため、定期的に歯科医院を受診してメンテナンスを受けることが非常に重要なのです。
歯科医院では、専用の器具や機械を使用してセルフケアでは落としきれないプラークや歯石を除去します。これによって、セラミックの土台となる歯の虫歯や歯周病のリスクを減らすことができるのです。
また、セラミックの歯に付着した着色汚れも除去できます。これによって、見た目もきれいになり、セラミックの美しい輝きを保つことができます。
噛み合わせのチェック
噛み合わせは加齢などによって変化します。歯の形状や噛み合わせが変化すると上下の歯が正しく噛み合わなくなるケースも少なくありません。
歯科医院のメンテナンスでは、噛み合わせの状態も確認します。定期的に噛み合わせのチェックを受け、必要に応じて調整してもらうことで、セラミック歯のすり減りや破損を防ぎます。
セラミック歯の状態確認
セラミック歯の状態を定期的にチェックしてもらうことは、長持ちさせるために重要です。
メンテナンスではセラミック歯が破損していないか、歯との接着部分に隙間ができていないかなどを確認します。もし、何らかの不具合が起こっていても、定期的にメンテナンスを受けていれば早期に修理や再治療をおこなえます。
これにより、セラミック歯を長期間にわたって使用できるのです。
セルフケアのチェックとブラッシング指導
歯科医院では、一人ひとりのお口の状態に合わせた歯ブラシやデンタルフロスの使い方を指導することがあります。
虫歯や歯周病を予防するため、またセラミックの歯を長く使い続けるためには、患者さん自身がしっかりと口腔ケアを行うことが重要です。正しいケアの仕方を身につけ、自宅で実践することで、セラミック治療後の歯をトラブルから守ることができるでしょう。
歯科医院でメンテナンスを受ける頻度は?

セラミック歯を長く使い続けるためには、定期メンテナンスが欠かせません。メンテナンスは一般的には、3〜6か月に1回ほどのペースで受けることが推奨されます。
ただし、お口の状態によっては、さらに短い間隔でメンテナンスを受けたほうがよい場合もあります。例えば、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、セラミック歯に強い負担がかかるため、より頻繁にチェックを受けるよう指示される場合もあります。
なかには仕事や育児などで通院が難しい方もいるでしょう。時間を確保できない場合でも、半年〜1年に1回はメンテナンスを受けることが望ましいです。メンテナンスを受ける頻度は一人ひとり異なりますので、歯科医師の指示に従いましょう。
セラミックの歯を長持ちさせるためのポイント

セラミック歯は耐久性に優れていますが、長期間その機能を保つためにはいくつかの点に注意を払う必要があります。以下に、セラミック歯を長持ちさせるためのポイントを解説します。
定期的にメンテナンスを受ける
セラミック歯を長持ちさせるためには、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることがもっとも重要です。
上述のとおり、歯科医院のメンテナンスでは、歯のクリーニングや噛み合わせの確認などをおこない、歯茎や歯の健康状態をチェックします。定期的にメンテナンスを受けていれば、問題が起こっていても早期に発見・対処できるでしょう。
適切にセルフケアを行う
セラミックの歯は虫歯になりませんが、ケアを怠ると土台となる天然の歯が虫歯になる可能性があります。そのため、セラミックの歯を長く使い続けるためには、しっかりとセルフケアを行うことも大切なのです。
セラミックは丈夫な素材ですが、過度な摩擦や強い力でブラッシングすると表面に傷がついたり、歯茎を痛めたりすることがあります。歯磨きをするときは、鉛筆を持つように歯ブラシを持ち、やさしい力で磨きましょう。
また、歯と歯の間や歯と歯茎の境目には歯ブラシが届きにくく、汚れが溜まりやすいです。デンタルフロスや歯間ブラシを使って細かい部分に付着した汚れもしっかり取り除くようにしましょう。
食生活に注意する
セラミック歯を長持ちさせるためには、食生活にも注意が必要です。硬い食べ物や粘着性の高い食べ物を頻繁に摂取することは、セラミック歯に負担をかける原因となります。
例えば、氷や硬いナッツをセラミック歯で噛むのは避けたほうが良いでしょう。また、甘い食べ物や飲み物を多く摂取することも、虫歯の原因になるため注意が必要です。バランスの取れた食生活を心がけましょう。
歯ぎしりや食いしばりの対策をする
歯ぎしりや食いしばりの癖があると、セラミック歯に過度な圧力がかかります。セラミック歯のすり減りや欠ける原因になることも多いです。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、歯科医院でナイトガードという専用のマウスピースを作成してもらうことを検討しましょう。ナイトガードを装着することで、歯ぎしりや食いしばりによって天然歯やセラミック歯に加わる力を分散させることができます。
禁煙を心がける
タバコに含まれるニコチンやタールは、歯に色素を付着させ、セラミック歯の美しさを損なう原因となります。さらに、タバコを吸うと歯茎の血流が悪くなるため歯周病のリスクを高め、口内の健康を悪化させることもあります。
セラミック歯を美しく保つためには、禁煙を心がけることが大切です。
トラブルが起きたら歯科医院を受診する
セラミック歯は耐久性に優れていますが、何か問題が発生した場合は早期に対応することが大切です。セラミックの歯が欠けたり割れたりした場合、そのまま放置すると歯の健康に悪影響を及ぼすことがあります。
セラミックの歯にトラブルが起こった際には、早めに歯科医院で相談しましょう。
まとめ

セラミック治療後のメンテナンスは、セラミックの歯の寿命を延ばすために欠かせないものです。定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることで、トラブルを早期に発見でき、適切に対応することができます。
また、日々の歯のケアや食生活に気をつけることも、セラミック歯を長持ちさせるためのポイントです。治療後は定期メンテナンスをしっかりと受け、健康で美しい歯を維持しましょう。
セラミック治療を検討されている方は、仙台市宮城野区「福田町駅」より徒歩4分にある歯医者「色川歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・根管治療や予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。診療メニューはこちら、WEB予約・LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。